広目屋

俳句や川柳を捻るぐらいの感性が欲しいものです。
日本人の感性って。本当に凄いと思うのは「五・七・五」の17文字に込められた俳句と川柳ですね。毎年のことですが。一年間の朝日新聞に掲載された「朝日川柳」を総括する「平成落首考」に思わずニンマリしながら・・・・
正岡子規は「墨汁一滴」で「広目屋の広告通る」の次に季語を置けば気が利いたふうな句になると。「広目屋の広告通る師走かな」・・・広目屋とはチンドン屋のこと。広告の仕事をするモノこそ、世相を睨み、川柳や俳句を捻るぐらいの感性がなければと・・・自省(以下の最後の句は自前です)しながら読み返してみました。
政治の川柳。「入れる党入れる人なき国に住み」「党名に勝る政策見当たらず」弱小政党乱立で、一番投票率が高かったのは「選ぶより選ばぬ選択棄権党」でしたよね。「近いうちとは遠くにあって思うもの」「やりましょう やってしまって 姿消え」民主党はどうなるんでしょうかね。
五輪も。「世は五輪 しばし被災地 蚊帳の外」はしゃぎすぎて帰宅時間を忘れた感じが。「リオ待って ふと我が年 振り返る」そうですよね。9月に決定する2020年五輪の東京誘致活動が解禁。「江戸待ってふと我が歳を振り返る」って、リアルすぎて怖いですね。
国際川柳。「「学びたい少女が言えば銃の的」宗教も女性蔑視には限界を感じますね。「銃のない社会無理なら弾なくせ」本当ですよ。学校で銃乱射なんて、どこからそんな神経が湧いてくるんでしょうね。「数万の人権デモを五星踏む」中国の民主主義って、いつ来るんでしょうか。
広告屋が、本気で知恵を絞り、感性を磨けば・・・日本の景気は回復すると信じます。
今年は我が社の「地域みっちゃく生活情報誌」で地域元気に「広目屋の 広告溢れる 元気道」Goto

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