ニュースの影には、周到に計算れたPR活動が・・・
いつからこんな大層なことになったんでしょうかねぇ。
割と高級感がありクオリティの高い雑誌、例えば和楽も婦人画報も今月の特集で大々的に。
新聞も。朝日は「天声人語」と社説にまで、それも笑っちゃうんですが「伝統の種は尽きねぇ」なんて、歌舞伎言葉で・・・
日経も一面の顔「春秋」で。大正期の中央公論を持ち出し「一流の芸を見たい人だけがみればよい」と雑誌だって歌舞伎だって、お高くとまっているのが寛容と、歌舞伎モノで文章を飾る。
勿論。毎日も余録で、空前の人気を誇る・・・大役を演じられる若手が層をなして育つ今の歌舞伎界。東京のまっただ中で「我が世の春」と・・・隆盛を記す。
読売こそは。編集手帳で。なぜ、この時期に「長嶋茂雄」なのか?「松井秀喜」なのかは全く理解できないが。この二人なら。川上もV9の広岡も森も・・・不滅の巨人軍が国民栄誉賞に輝いて良いのではと思うような身内の讃歌だったが。6面に特別面を設け「基礎からわかる歌舞伎と歌舞伎座」の大特集を組んだ。
4/2・3はテレビも朝のワイドショーからすべてのニュースまで。大した事件がなかったからかも知れないが。5代目・銀座・歌舞伎座の話題で満載。ひねくれ者の私としては。歌舞伎って、いつから、日本中が、大騒ぎするほど・・・大層なモノになったのですかねぇ?
そもそも。歌舞伎なんてモノは。所詮・・・かぶきモノといって。奇抜な身なりで、勝手な振る舞いをする。常識外れのお調子者。半端者の道楽なんですから。それを、たかが芝居小屋一つできたぐらいで。ろくに本場所を観戦もしないでケチをつける大相撲と同じ。マスコミが騒いでいるだけ。
日舞の名誉名取を自認する私目としては。
梨園に産まれただけで・・・まだまだ、格好ばかりで芸の値打ちもわかっちゃいねぇ・・・中途半端な若造を、歌舞伎役者、歌舞伎役者と持ち上げ、メディアは引っ張りだこ。ちやほやするのは。ちったぁ・・・早かねぇか?と、いただけねぇ。
なぜ、歌舞伎座落慶ぐらいで、こんなに大騒ぎするのか?って、言えば。
簡単なことで。ニュースや報道はあくまでもパブリックだが。種も仕掛けもないと思うのは勘違い。これだけの露出には、計算された松竹のPR活動という仕掛けによものとしらざぁーあなるめぇ。
それにしても。国民のどれだけの人が歌舞伎座に足を運んで。本物の歌舞伎を観賞したことがあるんですかねぇ。歌舞伎の関係者も、長い歴史から考えれば。こんなフィーバーなんていっときのも。いくら歌舞伎だからといって。かぶいちゃいけねぇよ。メディアなんて、歌舞伎よりも浮き草でかぶいているんだから。。Goto
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