文章を書く・・

人間社会の矛盾に対する「正解」などどこにもありません。
私は毎日、こうやってブログを書いていますので、文章もどき・・話し言葉でしょうか・・を書くことには、比較的抵抗がありませんが。正式な文章を書くとなると、やはり難しいモノで人間性が問われます。腹を据えてかからないと取り返しのつかないことになります。
朝日新聞のオピニオンのページに文章について、文章力ない人たちの現実に・・学校教育の不備をこんな視点から捉えているので参考までに。高校で400文字以上の文章を何回書いたかとの問いに63%が3回以下と回答。多くの学生は入学するまでにまとまった文章を書く機会がなく、書き方も教わらなかったと・・(早稲田大学教授の調査)
文章を書くに大切なことは言葉の使い方をどこまで自覚できるか。例えば「自主的に」と「率先して」が入り混じる場合など、自覚して使い分けれるか・・・キーワードはブレですが、ブレを修正できれば、それだけで、文章はぐっと良くなるそうですが。
先日も、人を批判し、罵るおぞましい文章を読みましたが。
学問をしたことのない人なんでしょう。感情が先走り、一つの文で一つのことを伝える能力が欠如しているのがよくわかり・・・文章が右に左にブレて言いたいことがさっぱりわかりませんでした。文章は先人たちの築いた知をきちんと引用したり踏まえて、本質に迫る。そんな「学問とは何か」の知的さが必要だと思いました。
人を侮り、批判する文章でも、それなりの知性と教養がなければ、さもしさが残るだけです。生意気に申せば、文章を書くには「緻密さ」「構成」「内容」が問われます。人を批判する場合など特にそうですが、構成がしっかりしていないと人の共感は得られません。
人間社会の矛盾に対する「正解」などどこにもありません。
文章で表現できる能力を身に付ける努力を怠ってきた責任は、教育にもありますが、基本は自分の意見をしっかり持つことにあります。自分の考えのない人が書く文章は、人の批判程度です。それではあまりにも淋しい人生です。Goto

コメント