中間層急拡大・・・・中国・東南アジアで大ブレークの兆し・・・・
住宅着工規模は800万から900万戸。日本の2012年の住宅着工が約88万戸ですから、ほぼ10倍の規模です。どこの話しかと申しますと「中国と東南アジア」です。(日経新聞7/2付朝刊)凄いですね。住宅ブームで「ニッポンの家」が品質が良くって、気密性があり、きめ細やかで・・・大評判ですって・・・
それに、中国北部の寒冷地でも・・東南アジアの熱帯地域でも・・「ニッポンの家」は技術革新と申しますか快適居住革新がずば抜けていて・・・どのエリアでも自在に対応、機能を発揮しているんですって。うさぎ小屋とか、猫のひたい程度だとか小さい狭いと揶揄されてきた日本の住宅ですが。
とんでもない・・・その評価は富裕層のみならず持ち家の取得が本格化する中間層にも、それぞれの国の家に対する生活習慣や文化の違いを乗り越え(吸収して)・・・大ブレークする気配。ハウジングメーカーの積水がバンコックに年2000棟を生産できる工場を新設・・体制を整えたのを始め・・・
パナホームはマレーシアで戸建住宅の発売を開始、15年には125棟着工予定だとか。ベトナムは持ち家意識が高く、比率は5割程度だが8割に上がれが需要は高まる。となれば、日本メーカーの輸出が続くことになろう。住宅産業が輸出産業の中核になる日も遠くはないのではと期待できます。
そのベトナムで東急電鉄が自社沿線の開発経験を生かして20年までにホーチミンの北30kmに高層マンションや戸建など7500戸の住宅開発をするそうです。それに、住宅のみならず「新興都市」そのものを建設するプロジェクトもスタートさせたとか。日本メーカーの住宅設備品が大量導入されるとのこと。日本の新興住宅地がホーチミンに出現するってことでしょうか。
それと、これも驚きですが。大和ハウスは大気汚染物質を通さない、防犯ロックが充実しいるなどの評価を受け日本型マンション4千戸を中国大連で建設中。既に2100戸引き渡したそうな。日本の建築技術と日本式の住宅設備や内装が中国の中高所得層の心を捉えているとのこと。
住宅は自動車産業よりも裾野が広い産業です。地方ではアベノミクスが実感できない、景気回復は程遠いなどと、ブツブツ聞こえますが、中国や東南アジアでは、「ニッポンの家」が待たれています。狭い日本にゃ住み飽きた・・「飛び出しましょう。東南アジアに」・・・Goto
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