わが身に、我が国に置き換えてみると・・・・
さすがに朝日新聞です。7/13付・朝刊各紙を比べますと、この問題に対する姿勢は朝日がピカいちです。他紙も、もう少し頑張って本気で報じて欲しい。特集を組んで欲しいと願います。この問題とはパキスタンで女子が教育を受ける権利を訴え武装勢力に頭を撃たれたマララ・ユスフザイさん(16歳)が国連本部で演説した内容です。
各紙の見出しを紹介します。読売「広がる女子教育拡充の声」(イスラマバードの記者)毎日は「パキスタンの女子教育向上訴え」(ニューヨーク共同)と国際面で。朝日は一面で「すべての子に教育の権利を」(ニューヨークの記者)・・そして10面ではイスラマバードから「マララと同じ境遇の少女、何千人もいる」と現地取材で報じています。
日経はなぜか報じていません。もともと、この手の問題には触れないのが日経スタンスなんでしょう。・・偶然かもしれませんが、日本女性の就労問題を取り上げ・・・一面で子育て世代も、離職せず頑張っている割合が過去最高の69,8%を更新したと総務省の就業構造基本調査結果を引き合いに・・・・
企業による女性の活用拡大や、収入面事情から子育て世代も働き続ける傾向が強まったと報じています。マララ演説との対比ならなかなかの紙面構成。新聞社によってスタンスの違いはありますが、その違いを比べているのではありません。
ユネスコによると、世界で小中学校に通えない女子は約6,500万人。男子約6,200万人(朝日)・・1億3千万人の子供が学校に行きたくても通えないのが現実です。この現実をどう思いますか。
マララさんの訴えは宗教的に女子教育が阻害されていることの是正を求めているだけではありません。「すべての子供に教育を受ける権利の実現」・・「・教育を受けられない子供ための活動を続ける」と世界にアピールしたのです。16歳・・日本では高校一年生です。
教育の機会均等が保証されている日本。私たちはマララさんの訴えに耳を傾け、どう行動しなければならないのか。日本の教育現場では、学校嫌いや、登校拒否が激増してるそうじゃないですか。この国の平和ボケが心配です。
朝日のみに取材を任せず・・他紙も・・マララさんの訴えを切り口にもう少し、真剣にこの問題に取り組んで欲しいと願うのは、前期高齢者のおっさんだけでしょうか。Goto
コメント
コメントありがとうございます。
この問題に関して、マスメディアの掲載基準と申しますか、規範が奈辺にあるのか、わかりませんが。価値観が少々ズレているのが残念です。
Goto
外国のメディアでは毎日紹介されるぐらいのネタなのに
日本ではあまりマスコミは取り上げないですね
今日のニュースでは
タリバンからの手紙がマララさんに届いたとか
「狙撃したことを残念に思う、タリバンを侮辱してはいけない」
謝罪も無ければ反省もないと言うことらしい
国連での演説は、中学校の英語で取り上げると、社会の勉強にもなり
一石二鳥では?