二人の女性に学ぶ

不屈の精神と・・・しなやかな強さ・・・
人は何のために生きるのか。「次官だと言われ、少し怯んだが、後輩の女性に、昇進の話は絶対に受けろとずっと言ってきたので、私が引けないと思った」「機会を生かしてしっかり仕事をして、後輩を励ましたい」厚労省次官に就任した村木厚子さんの決意です。
村木さんは、ご承知の通り、郵政不正事件に巻き込まれ、検察の捏造で逮捕、被告席に立たされたが捏造の事実を獄中で解明、無罪を勝ち取り、職場復帰を果たした不屈の精神の持ち主。
東京フォルクスワーゲン販売の代取、ダイエーのCEO、東京日産販売の代取を歴任、2009年横浜市長に就任、現在に至る林文子さん。「女性のリーダーなんて」と警戒され、幾度も苦しい局面に立たされた。けれど辛さは口に出さずやってきたと語る。
ダイエー再建を任され、会長兼CEOの時、経営は思った以上に厳しく、男性ばかりの経営陣、弱音も吐けず、自分が選んだ道と覚悟したが、孤独感が身にしみた。雨の日も雪の日も一日も休まずウォーキングを続けているが・・・・ある朝・・・
川沿いを歩いていると、川の真ん中に一羽のシラサギが佇んでいる。横殴りの雪が降る。凍えるような寒さの中、シラサギは餌を求め微動だにしない。その姿に自分が重なった。シラサギはただ餌を求め、生きるためにだけ立っている。餌が見つからなければ死んで行くだけ。
それに比べて私はどうだろう。少なくとも食べてはいける。どんなに孤独でも、どんなに困難でも命がなくなるわけではない。そう思った瞬間、ふと、心が軽くなり、私はシラサギの存在に助けられ、再建に命を掛けました。(しなやか仕事術から・林文子著)
二人の女性の「何のために」を紹介しました。
我が社には、200名の女性が頑張っています。一人一人が村上さんのような不屈の精神育み、林さんのようなしなやかな強さを醸成しています。そして、何ために、この仕事に取り組むのか、真剣に考えてくれています。我が社の誇りです。Goto

コメント

  1. GOTO より:

    そうだと嬉しいのですが。
    日々届く読者の喜びの声。レスポンスに対するスポンサーのご納得のお陰です。ありがたいことです。Goto

  2. 藤掛 より:

    中広の女性たちが、会社にそれほど尽くすのは,後藤社長の魅力のせいでしょう。