終わらざる夏

なぜ、修学旅行で、広島や長崎の原爆資料館に行かないのか?
私は思うんです。東海地方の話かもしれませんが、この地方の小中高の修学旅行は、小学校が京都・奈良。中学校は、東京で後楽園周辺のヘンテコな旅館に泊まり都内観光。なんの印象もありませんが。高校は、瀬戸内、鷲羽山、鍾乳洞、そして広島の原爆資料館でした。
その資料館が鮮烈で、戦争の無意味さや原爆の悲惨さに目を逸らしてはならないと学びました。その当時、ベトナム平和活動が大学や高校にも広がり、学校によっては反米、反闘争に発展しました。田舎での広がりの原点は、修学旅行の広島原爆資料館にあったと思います。
最近の中高の修学旅行。何処へ行くのか把握してはいませんが。広島や長崎の原爆資料館を訪ねることはないようで、遠隔地の沖縄でのリゾートを満喫、や東京ならばディズニーランドといったテーマパークに、自分たちで計画を立てて行くようです。自主性を持たせる教育の一環だとか
まぁー。時代が変わったのですから。50年前の修学旅行と行き先と変わるのは仕方がないことですが。私は、昨今の右傾化傾向を心配するに、なせ、修学旅行は広島や長崎にしないのか。不思議でなりません。その理由を聞きたいものです。どなたか教えて下さい。
今日は68回目の終戦記念日。私は、集英社が若者に読んでもらいたいと、浅田次郎さんの「終わらざる夏」を新聞広告したことを高く評価します。中身は書きませんが、一枚の赤紙で、無垢の市民が、戦地に刈り出され、理不尽な戦争の被害者に仕立てられ、人生をメチャメチャにされてします。
その悲劇二度と繰り返してはいけない。それには「広島や長崎の原爆資料館」をすべての国民に閲覧して欲しいものです。せめて修学旅行は広島や長崎の資料館に行くべきです。それもしないなら、8/15には、戦争について考える日にすることに、国も行政も学校も、家庭も戦争から目を背けないで欲しいと思います。
ぜひ、「終わらざる夏」読んでください。Goto
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8/2朝日新聞

コメント

  1. Goto より:

    御意!

  2. 藤掛 より:

    Late is better than never.

  3. Goto より:

    先生のご指導を仰ぎながら、英語ができないのを恥じます。Goto

  4. 藤掛 より:

    私は、高校の修学旅行で広島に行き、それまで一ツ橋大学経済学部だったのが、東京教育大学で英語教育の道へと志望変更しました。
    戦争をなくすには、世界中の人が仲良く話をしなければ、それには英語、と思ったのでした。
    初心曲げず今でもブログでぶつぶつ言ってます。