国の借金が1000兆円ですって?天文学的数字で理解不能です。
2013年4—6月(第一四半期)の決算が出揃いました。我が社も先週の金曜日に開示(中広HP・参照)昨年同期比で売上117%、営利で121%と順調に推移できました。情報誌が49誌、300万部を突破したことと、その情報誌をベースに広告SP部門が伸長した結果です。
地域の広告会社です。円安、金融緩和策のアベノミクスが直接的に効果があったかどうかはわかりませんが。まだまだら模様ながら、求人広告などを分析しますと、地方の景気も上向き加減ではないかと推測しています。
我が社のことはさて置き。自動車大手7社が揃って売上、営利共に増収増益。各社増益要因は様々ですが。円安が貢献したようです。日本経済を牽引する自動車産業、工場の海外移転や部品調達のグローバル化が進んでいますが、裾野の広い産業です。地方にも増益の恩恵が現れるのではと期待しています。
電機もパナソニックが円安効果でもろに収益が改善。営利が66%と増益を確保。他社も軒並み好決算を発表しています。自動車も電機産業も輸出に依存しているのですから、円安効果が出るのは当然だとか、中国を始めとする新興国経済の失速が心配だとか、懸念材料を並べれば、不安を拭い去ることはできませんが・・・まずは、黒字決算を良しとしようではありませんか。
私も経営者の端くれ。最近、心底思うのです。赤字は犯罪ではないかと。赤字なのに平気でいられる経営者などいません。従業員も家族も・・・関係するすべての人、誰もが幸せになれないのですから。短絡的かもしれませんが、経営のイロハのイは、黒字でなければなりません。
赤字で気になるのは、電力9社の経常大幅赤字です。円安による火力発電コストの負担が大きく影響していることは間違いありません。東電は別でしょうが。このままだと、経費削減にも限界があり、電気料金の再値上げも現実味を帯びてきました。
この期を逃してならずと、発送電の分離だとか。電気事業の根本的な問題にメスをいれるとか。力んで見ても政治にその力がないようです。だとすれば、まずは、電力会社の赤字を解消するに何をすべきかを真剣に論じるべきではないでしょうか。
国の借金が1000兆円を突破したそうです。あまりの天文学的数字に私は理解不能ですが。少なくとも、アベノミクスで基幹産業は黒字決算です。何とか国全体の景気を上向けねば・・・
と願えば、国の生命線であるエネルギー産業の赤字を解消することの真剣になるべきです。そうしないと国の繁栄などおぼつかない、勿論、借金を返すメドなど立つハズがない・・。そのことに気が付かないのは、あまりにも民間企業に赤字経営が多いからでしょうか?Goto
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