ハードル

高齢者の希望に水を指さないで欲しいと思うのですが・・・
なぜ今日休日なのか?一瞬・・記憶が飛びました。台風18号が荒れ狂っていますので、動きが取れないからなのか?東京五輪決定で体育の日だったか?秋分の日だったか?先月は夏休みもあり仕事の稼働日数が少ないと感じたが・・・
休日は若い人には楽しい予定が組めるのだろうが。この歳まで現役で働かさせていただける前期高齢者としては、意味のない休日を増やしてもらいたくないモノです。えっ・・今日は・オマエ達の日だって。9月16日は敬老の日じゃないかですって。そうか敬老の日か。それは失礼しました。ありがとうございます。
8日の東京五輪決定以降・・・我々の世代の会話。最も多いのが「東京五輪までは、現役で頑張ろうな」です。リタイアした連中は「東京五輪でボランティアが8万人必要だそうだが、我々が参加できるにはどうすれば良いのかなぁ」です。
もうひと世代上の会話は「東京五輪までは元気で生きていような」です。たかが五輪、されど五輪。巷で最も盛り上がっているのが高齢層の「オリンピックは参加するに意義があるんだよなぁ」「東京に観戦に行くのも、テレビの前で応援するのも、ボランティアするのも、すべて参加だよなぁ」それまでは、元気で頑張ろう・・・そん声です。
いいですねぇ。この高齢者が7年後を目標に人生のハードルをあげようとする風潮。
これで、日本の元気は間違いなし。勿論、私も朝から・・・足腰強化のウォーキングとストレッチで、身体を鍛え・・・7年は元気でいなければと・・力が入ります。
でも、そんな庶民の期待を裏切るように、どんどん五輪のハードルを上げて水を指そうとするのはメディアの常。決定から、わずか三日目の9/11付・毎日新聞朝刊。面白いですよ。
「政府として大会を大成功に導く」との東京招致に関する閣僚会議での安部首相発言に、おいおい、その前に大震災の復興はどうなってる。福島の原発事故、汚染水完全ブロックなんて大見得を切ったが、汚染水処理は五輪とは関係なく政府がやるべき仕事だろと・・・いちゃもん・・
コンパクト五輪・・・大会期間中1000万人の来場者。渋滞対策は大丈夫か。難しいぞ。道路の整備、住民や企業の了解は得られるのか。無理じゃないのか?一般車の通行量を減らすために「パーク・アンド・ライド」を促すのも良いが、駐車場の確保ができるのかいなと・・八つ当たり的
都は4000億円の準備金があると言うが、東日本大震災以降、建築労働者や資材の不足が深刻化。果たして予算は足りるのか。強引に進めれば、被災地から復興工事の人手と資材が五輪の工事に取られ、震災復興が遅れちゃうんじゃないか。復興テーマの五輪看板が嘘にならないかとか。
大会運営を支えるボランティアは8万人必要と言うが、確保できるのか。東京マラソンのボランティアで約1万人。それでも四苦八苦だが。それに、競技会場の大半と選手村は臨海部に配置される。地震や津波などに対する備えはどうなっているのか。心配だと・・・・煽る
どれもこれもIOCの委員が懸念した東京開催のハードルですよねぇ。だから、三分の一の委員が東京じゃなくて、イスタンブールを選んだんですよねぇ。私は申し上げたい、物事を実行するには、どんなことでもハードルがあります。飛び越えられないような高いハードルも。
五輪は世紀のイベントです。問題点を列挙するのは新聞としては当然の使命でしょう。これらの批判は毎日新聞の温かさだと思うのですが。誘致決定からわずか、三日目にハードルを上げるのは尋常ではない。・・五輪効果に水を指すのが目的ではと勘ぐりたくなります。Goto

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