11/26付・朝日新聞のオピニオン欄「国家と賃上げ」を読んで?
私は朝・・目が覚めると、新聞が・・昨今の出来事で如何にオピニオンを発揮しているかを知りたくてウズウズします。取り分け、朝日新聞「オピニオン」のページには目が離せません。政治のテーマとなると、天下の朝日が、どんな内容を掲載するのかとワクワクします。
11/26付の「今こそ政治を話そう」耕論「国家と賃上げ」は酷かったです。リードには「
安倍政権が賃上げをうながしている。金融の異次元緩和のルールを敷き、原発輸出の旗も振る。「消費税還元」の売り文句は法律で禁止。市場経済への政治介入はどこまで許されるのか?」なんとも・・チンプンカンプン。
何を耕しているのか。経済音痴といえば上等な表現で、古典マルクス主義に頃固まっているような、シーラカンス以上に陳腐な経済論評で全く理解できない。日本経済が国際競争力を付けることがおかしいと叫ぶ東大教授。企業の存在を認めない、という真っ赤かな評論家。そして、井の中の蛙なんでしょうか反TPP を訴え、大恐慌がくるくると騒ぐ狼少年のような准教授・・
三人が、言いたいのは、賃上げに国家が介入すべきでないと。いずれも談だから、多分に記者の思い入れが入っているのだろうが、あまりにも実体経済を知らなさすぎる。そんな人達を選んで、オピニオンに登場させる朝日の魂胆が分からない。日本って、日本人って日本の政治家って、そんに、日本のことも日本人のことも考えていないのだろうか?
三氏の耕論を検証してみよう。
東大教授氏。安部政権は政策に中期的な整合性を持たせる意識が薄い。だから賃上げ要請のような短絡的な介入をやってしまう。将来への目標をもっと明確にすべきだと。デフレに喘ぐ国民をどうすべきかへの論理はない。
評論家氏。安部政権は長期的視野に立って購買力を高めるのではなく、一時の人気取りで賃上げを要求しているだけ。そして中江兆民の言葉を引用して為政者から与えられる民権労働組合は甘えるなと、労働組合を批判する。
准教授氏に付いては、グローバル経済を否定して何が保守の論客か。安部政権が企業に賃上げを要請することを否定して、理想論で誤魔化すのは現実離れしています。楽しみなオピニオンのページも・・あまりにも恣意的紙面になると、興醒めです。Goto
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