ローカル新聞の書籍広告は全国紙の十分の一しか掲載されないってご存知ですか?
大賞の作品には見覚えがあります。なかなかの迫力。舌舐めづりする虎の獲物が・・・日本美術全集の「若冲の虎」を熱心に見つめる子供。インパクトがありました。出版界の発展と出版広告の活性化を目指して創設された「第18回読売出版広告賞」の大賞作品です。
新聞広告で無くてはならないのが書籍広告(出版広告)です。本好きの私、大概は新聞の広告を見て本を買います。見出しに感化され、衝動的に買うのですが、最近はあて外れが多くて・・・途中で投げ出す本に・・・広告に騙されたと苦笑いすることもしばしばです。
まぁー。雑誌や週刊誌の広告は見出しを読むだけで・・・大方の内容が想像できて買う必要はありませんが。新聞社としては、書籍広告のスポンサーである出版社は大得意様。大賞が小学館、金賞が集英社、銀賞が講談社で銅賞が新潮社とくれば・・・新聞社が出版社に感謝の意を込め設けた「賞」だと良く理解できます。
別に皮肉を申し上げているのではありません。
出版社の広告でいつも驚かされる「宝島社」が、なぜ、選に漏れたのか、理由は簡単で読売に広告を出さないからだと思います。願わくば、読売に掲載された出版広告のみに賞を与えるのではなく、全ての新聞に掲載された広告で選ぶ度量が欲しいもの。
余談かも知れませんが。新聞の全国紙とローカル紙の違いをご存知ですか?
最大の違いは・・・そうです。・・・出版広告の量がローカル紙は全国紙の十分の一しか掲載されません。新聞の購読者が減少する時代・・これでは出版界の衰退も致し方ないってことでしょうか。読売出版広告賞の紙面を見て考えさせられます。Goto
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