飛んで火に入る夏の虫・・・
NHK新会長発言が波紋を広げている。「過去の話だが戦地には慰安婦はどの国でもいた。なぜ、オランダには今も飾り窓があるのか?」と従軍慰安婦問題について述べた見解が。特定秘密保護法については「政府が必要だと説明している。様子を見てはどうか。あまりカッカすべきではない」との発言が・・・
いくら質問されたからといって、こんな誘導質問に乗っては頂けない。これではまるで「飛んで火に入る夏の虫」です。波紋とはメディアお得意の批判です。批判の論旨は至って明快。公共放送のトップは聖人君子でなければならない。
君子は持論を述べるなどもってのほか。ましてや日韓の微妙な問題に言及すれば溝は深まるばかり、不見識も甚だしい。不十分な審議で強行採決した問題を肯定するかのような発言は認められない。そもそもメディアとは問題点を指摘する側。肯定するのはメディアの役目を放棄することになるのだと・・・
要は、誘導質問で本音を言わせ、言ったら言ったで、資質がない。不見識だ。進退を問うべきだ。選んだ経営委員会の責任は免れないと、こき下ろす。で、その背景は、そもそも経営委員会の選考に問題あり。安倍首相の考えに近い連中が任命されたことに問題があると。待ってましたとばかり政権批判に繋げる。
私的には・・・就任会見。NHKらしく当たり障りのない無難な答弁でやんわりとかわせばとも思うのだが。高揚感がついつい、力みを呼んだと思うのだが。NHKがなんたるか。メディアが如何に理不尽なモノであるかの認識が欠如していると言わねばならない。
いくら財界人であろうが。経営者であろうが。素人にメディアのトップは無理ってことかもしれない。しかし、発言の主旨は間違ってはいない。間違っているとすれば、自分達の考えや意見と違う相手は許さないとするメディアの頑な姿勢の方が異常。その批判に乗っかる民主党も若い。
NHKは公共放送。そもそもが時の権力の傀儡。そのトップを「飛んで火に入る夏の虫」にしたてて・・・批判のための批判は見苦しい。今後、放送の中身に変化が出るのかどうか見極めたい。Goto
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