保育制度の充実と高齢者医療費窓口負担・・・
生きるってなかなか大変なことです。何事もなく一生を終われれば良いのですが。そうもいきません。難しい問題に直面し、二者択一を迫られることがしばしばあります。会社も生きモノです。人生よりも頻繁に、ギリギリの決断が迫られます。国家となると更に大変です。
取分け、財政事情が逼迫している状況で、どちらに予算配分を多くするかという決断を迫れる時など、政府の知恵の絞りどころ、政治家の判断のしどころではないでしょうか。間違えば国が沈没します。この二つの問題、二者択一ではないのかも知れませんが、考えさせられます。
先週(3/19・朝刊)、天声人語も編集手帳(読売)も毎日の余禄も・・流石に日経の春秋はクリミア問題でしたが・・・地方紙のほとんども、一面のコラムは「五木の子守唄」の歌詞から「ねんね一ぺん言うて眠らぬやつは、頭叩いて臀ねづむ」の部分に引っ掛け・・・
折檻で男児を死体遺棄した事件を取り上げています。新聞の看板コラムとしては取り上げ易いのでしょうが。コラムの論調は・・ベビーシッター制度を整備し、資格や届出を義務づけるなど、規制強化、法整備を急げと論じています。
・・今日も、子供を預け、働かなければならない女性にとって・・・そんな悠長なことを言われてもと、しらけるのではないでしょうか。むしろ、今すぐに解決する方法を示すべきではないでしょうか。ベビーシッター対策大型予算を組んで、既存の保育施設の入園者を増やすことです。必要な法整備はそれから、国会で議論して欲しいものです。
予算の議論なりますが。予算が足りなければ。4月2日に70歳になる人から医療費負担が2割になります。4月1日以前生まれで74歳までは1割負担のままの「医療費負担制度」がスタートします。とても優しい制度です。政府の配慮と申しますか。如何にも如何にもです。
しかし、75歳の誕生日1日前まで、2割負担に変更してはどうでしょうか。前期高齢者に負担しもらうのです。それで、予算的にどの程度削減できるか分かりませんが。その予算をベビーシッター対策費にあてるのです。
子育てと高齢者福祉、どちらに比重を置くかが明確になるのではないでしょうか。高齢者に優しく。子育てに優しく両方ができなければ二者拓一・・子育てに予算を増やすべきだと思います。勿論、私は幼児を抱える我が社の社員・スタッフへの新たな制度を独自に設ける積りですが。Goto
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