獺祭(だっさい)

雨に打たれる三分咲きの桜を眺めながら・・・年度末を浸る・・・
自宅前の公園。越してきた20年ほど前・・・片隅にソメイヨシノが一本だけ植わっていました。痩せっぽちで、大丈夫かなぁ・・なんて、眺めていましたが。朝のウォーキングに出発する際に「おはよう」って毎日声を掛けてるせいもあると思っているんですが・・・
幹の直径も35センチほどに。枝っぷりも路上に遠慮なく突き出すやんちゃぶり。樹木のことは良くわかりませんが・・・桜の寿命は50年くらいといわれているようです・・・若木と言うんでしょうか。成木でしょうか。木に勢いを感じる成長ぶりです。その桜が三分咲きとなりました。
「桜咲いた」とくれば、花見ですよねぇ。幸いなんですが、街路灯が桜に絡むように立っていますので夜桜にはうってつけ。それに自室からはやや見下ろす感じ。なかなかのロケーションです。よし、年度末です。今期を振り返りながら、今夜は「日本酒を傾け・夜桜見物」と洒落てみますかねぇ。
日本酒といえば、山口県岩国の「獺祭(だっさい)」(旭酒造)が妙に評判が宜しいようで。日経の「旬の人・時の人」欄で紹介・・・・「酒蔵の常識にとらわれない経営」・酒米を50%以下に削り、スッキリした純米大吟醸のみを生産。酒米は山田錦のみを使用。杜氏は置かず1年を通じて醸造。建設中の新工場が稼働すれば年間生産能力500万本になるとのこと。
更に、販路は海外、パリに日本料理を併設した直営店をだすとも。ライバルはワイン。高額ワインを惜しまない裕福層を狙い・・高級な「獺祭」に3万円の値を付けて販売するとか。製造現場のモチベーションを保つためにも更に高級品の開発に取り組むと・・・
日本酒の伝統も風習も、酒蔵の常識も、全部ぶっ飛ばして、最高の日本酒を生産する。そして、輸出する。凄いですねぇ。経営に法則・常識なんてありませんね。ぶっ飛ばして良いんです。我が社も、広告業界の常識に・・ほんの少しですが・・・捉われない経営を目指しています。勉強になります。
今夜の花見は・・・「獺祭」をちびちびやりながら年度末を浸るとするか。Goto
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