エネルギー不況

原発再稼働の見通しが立たねば・・・再び一斉に料金の値上げが・・・・
原発の代替エネルギー開発の速度をどうしたら早めることができるのでしょうか?14年度3月期電力10社の決算が出揃いました。停止中の原発に代わり稼働させている火力発電の燃料費負担が重く、6社の損益が赤字。原発の再稼働が見通せず・・・「再値上げ」に言及する電力会社も・
誤解のないように申し上げて置きますが。私は代替エネルギーが確保されれば廃止すべきだとの考えで、原発の存在を否定しています。だからといって、即廃止の立場は取りません。なぜなら現実社会を無責任に「生きてる」わけではないからです。それなりに、責任を全うしたいと思えば・・とても即・・・なんて。
14年3月期の燃料費は10社で計7兆7310兆円。前年同期増6515億円、9社が過去最高を記録。この負担をカバーしたのは電気料金の値上げです。電力各社は、再稼働の見通しが立たねば、再値上げもやもうえないでしょう。
エネルギーは産業の基幹であると同時に、国民生活に不可欠です。電気がない生活など想像できないほどに重要にも拘らず、エネルギーの重要性に対する国民の認識は薄いように思えてなりません。
政府はエネルギー政策の指針となるエネルギー計画を閣議決定しました。
最大の焦点だった原子力発電所については昼夜を問わず発電する「重要なベースロード電源」と位置づけ、安全性を確認した原発の再稼働が明記されました。私は賢明な判断だと思う。
問題は「安全性の確認」ですが、原子力規制委員会の安全審査が遅れ、結論がいつ出るか分からないことでしょう。「安全性」を隠れ蓑に全原発48基が停止という異常事態が更に続けば、間違いなく電力料金は値上げされ、エネルギー不況に陥るでしょう。
しかし、当該自治体としては、住民の安全を考えれば容易に稼働に賛意示せるモノではありません。それも理解できます。だとすれば・・・ここは政治家の決断しかないでしょう。その判断を下してこそ、現実社会に「生きる」国民に対する政治の責任の取り方ではないでしょうか。Goto

コメント

  1. Goto より:

    決断するのは大変なことです。ましてや、未来を決するのですから。しかし、先送り、先送りでは、未来はありません。原子力規制委員会に決断を求めるには酷な話です。最後は政治家が政治の責任として決断すべきです。それが、信頼の証です。Goto

  2. レモンハート より:

    こんにちは。
    仰る通りです。
    中国の中東への浸食も脅威を感じます。
    もし、中国が中東を封鎖したら….。
    部分的な軍事衝突さえありえます。
    僕は、心配性かもしれませんが
    平和のために、
    有事のことまで考えてエネルギーを語ることも必要ですね。