労働は美徳

まだ、欧米の文化に追従せねばならないのでしょうか?
OECD(経済協力開発機構)が発表した「生活充実度調査・・良い暮らし指標2014年度版」で日本は加盟国34ヶ国中21位だったそうです。私のささやかな経験から、日本ほど豊かで暮らしやすい国はないと思っていますので、なぜ21位なのか?どんな基準で判断されるか疑問です。
まず、OECD加盟国中。人口1億人以上の国は米国と日本だけ。OECDはそもそもがヨーロッパの経済不況を立ち直らせるために第一次大戦後に発足した組織で、その目的はできる限りの経済成長、雇用の拡大、生活水準の向上を図ること。発展途上国の経済が健全に拡大するに寄与すること。更に、多目的かつ無差別な世界貿易の拡大を目指していますが・・
所詮は欧米主体の組織。欧米に追いつけ追い越せの戦後の日本。何を勘違いしたのか知りませんがアジアで初めて1964年に加盟。加盟後は組織にどっぷり。発展国への海外援助はそもそもの欧州各国を押しのけ、米国についで2位。国連同様に高い評価を受ける国のはずですが・・・
OECDの目的に最も、寄与しているのに・・・・・
加盟した以上は一生懸命役割を果たす・・・それが日本の良いところなのかも知れませんが。この生活度・良い暮らしなる調査・・・OECDが・・・経済規模(GDP)や協力度で測れない豊かさ調査するのも摩訶不思議なことですが、如何にもフランス的なのでしょうか。EUらしいといわねばなりませんが・・・
公表された結果を考えると、加盟国中21位の正当性よりも、日本の「豊か度」が本当に理解されていないのではとの疑問が湧きます。調査項目で「健康状態」が32位だなんて・・世界に冠たる長寿国ですよ。長寿は健康の証でしょう。それがなぜ、最下位なのか?理解不能です。
失業率指数が世界で最も低いにも拘らずなぜ「ワーク・ライフバランス」となると31位なのか。仕事と家庭の調和が悪いと言われても・・江戸時代より「労働は美徳」と考えてきた国と「労働は搾取」と考えるEU諸国と同じ基準で推し量るのは無理があると思えてならない。
そもそも豊かさの原点は安全。治安は1位だそうですが、それって最高ではないでしょうか。教育も評価されていませんが、子育てと合わせて考えても日本ほど厚遇で充実している国はありません。などなど、項目を見て行きますと・・
経済成長が止まり、生活水準向上が見込めなくなった加盟国への配慮やガス抜きからのやらせ調査じゃないかと思えてなりません。日本のメディアはこんな調査が発表されると自虐的に報じるのが常ですが、OECD加盟の意義が奈辺にあるのか視点で・・・このわけの分からない調査報道して欲しいものです。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    生きることはなかなか大変なことです。
    この歳になっても達観できずジタバタしてるのですから。この国にはこの国のあり様があります。すべてを欧米基準で推し量るには無理がありますね。上手く調和することが重要でしょうか。Goto

  2. レモンハート より:

    こんにちは。
    生きているということは、
    誰でも、何かに迫られていること。
    ある人は、死というものに、
    ある人は、使命とか仕事に、
    別の人は、人間関係とかに。
    そういうところを、じたばたしながら、精いっぱい生きていくのが人間であって生活充実度なんていうものにおしはかられてたまるか!なんて考えてしまいます。僕は、ジタバタしながら生活充実してまーす^^