絶滅危惧種

土用丑の日だと、太平楽を決め込んでウナギを食べていると・・・・・
現在生存する個体数が著しく減少し、絶滅の恐れが極めて高い野生動物の種を、絶滅危惧種という。(国語辞典から)このほど国際自然保護連合(IUSN・スイス・世界の科学者で組織)はニホンウナギを絶滅危惧種に指定しました。
昨年来、シラスの漁獲量が激減、ウナギの値段が高騰。我々庶民の口には遠くなりつつありましたが、今年に入り輸入量が増えたとかで、丑の日を前に若干値下がり、ウナギにありつけるかと思い気や・・・絶滅危惧種の指定で遠のくかと心配してるのですが・・・豈図らんや。
牛丼チェーン店の目玉が「うな丼」、大手スーパーも蒲焼の安売りを開始するなど真逆で・・・ウナギの消費を煽っている状態。庶民の我々も、ウナギ断ちして、絶滅危惧種を護ろうなんて、誰も本気で考えている様子もない。更に低価格にならないかと、手ぐすねひいて待っています。
絶滅危惧種指定ってことは、クジラ同様、ウナギも日本人の食文化から外せってこと。太平楽を決め込んで、ウナギを頬張っていれば、近々諸外国や国内の自然派と称する人達から圧力が掛ってくるってことなんでしょうが。どうも緊張感がない。
環境省だんまり・・大丈夫かなぁと思います。
私の率直な感想を申し上げれば、この指定は日本人にとっては由々しき問題。しかし、国も、業者も、我々庶民も真剣に捉えていないのが不思議です。批判が直接来ない今、やらないといけないのは、近畿大学の水産学部が研究開発したマグロの養殖のように、ウナギの養殖ではないでしょうか。
勿論、シラスの生態もわかっていないのですから。簡単だとは思いませんが。水産技術では世界の群を抜く日本の研究者達です。ある程度の開発費を政府が付ければ、研究は一気に進むのではないでしょうか。それが、絶滅危惧種指定への抵抗であり、ウナギを安心して食べれる唯一の方法だと思うのですが・・・Goto

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