頑張れ!SONY

大胆な発想の転換こそが活路ではないでしょうか。
戦後の日本経済を牽引した電機産業。バブル崩壊以降、新興国の追い上げや円高など様々な要因が重なり低迷に喘いで着ましたが、日立やPanasonicは血の滲むようなリストラを繰り返し、インフラビジネスなど新たな分野に活路を見出し、回復の兆しが顕著です。
他の電機会社も日本経済復活の中核として頑張って頂きたいと願います。取分けSONY。先ごろ発表された業績報告では、大幅な赤字予想が出され、未だ低迷脱出の方途が見出せないと、厳しい目は向けられています。古い話ですが。元朝日新聞の記者から、ウォークマン誕生の経緯を聞いたことがあります。
創業者の井深大氏が、街を歩いていて、レコード店から聴こえてくる音楽にふと立ち止まった。曲に魅了されたわけではない。通り過ぎてしまえば、曲が聞こえなくなることに気付いたからです。いつも曲が耳元で流れていれば、立ち止まらなくても良いではないか。それがウォークマン誕生の切っ掛け・・・・だったと。
SONYの前身は戦中新兵器を開発していた技術者が、技術を頼りに日本再建に繋がる製品の開発に全力を注ごうと設立された。その初心を忘れた結果が、操業以来の危機に喘いでいるのではないか。と評するのは、日経のコラム春秋(9/22付)
希代なる創業者がいない。その再来もない。熱き夢見し技術者を育ててこなかった。それが低迷の原因だと経済評論家氏たちはSONYを分析します。私はそうではないと思っています。復活を果たしつつある他社同様に、テレビやスマホからの撤退。本社売却してまでのリストラなど、
再建に向け厳しい対応を実施しています。ゲーム機のPS4もヒットを飛ばしています。また、他社と違う金融、保険の分野は好調だそうです。最近は不動産にも進出したそうです。決して手を拱いているわけではありません。必死の努力中です。もう少し、長い目で見れないものかと思います。
田舎のおっさんの戯言ですが。SONY復活の道は、井深大氏の自由な発想が産み出した・・音楽を聴く場所と時間を超越したウォーマン。その後の指導者たちはハードからソフトとエンタメに舵を切りました。私はその路線は間違っていないと思います。映画を始め、その道を極めるべきです。
更には金融、保険の分野にももっと力を入れるべきです。そして、思い切ってエレクトロニクスの分野を捨ててはどうでしょうか。SONYに相応しいのは、電機産業よりも、自由な発想のソフト産業だと思います。SONYの再出発に期待します。頑張れ。SONY!Goto

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