石巻日日こども新聞

子供たちの息遣いが聞こえる・・・・こども新聞があります。
新聞で不要のページだと感じるのが、本紙に掲載される週間テレビ欄。毎週月曜に2ページに渡って掲載される(写真参照)。いったいそのページを誰が読むのだろうか。多分、誰も読みはしない。でも知りながら、編集局はテレビ番組が不可欠だった時代の投影で掲載を続けている。
読んでいるのかいないのかなんて、読者調査をすればすぐ分かること。それをやらないで、何十年も同じ曜日に2ページもの紙面を無駄にしているのだから、新聞社って、なんと「風が読めない」商品を作っているのだろうか。読者が離れるのも無理はない。
地方紙に掲載される子ども向け紙面もそうです。いったい誰が読んでいるのか。子ども新聞だから子供が読むと思い上がっていないだろうか。それとも親が子供に読んで見ろと押し付けるとでも思っているのでしょうか。週間テレビ番組ほど無駄とは言いませんが・・・
時のニュースをわかり易くフリガナを付けて、如何にも子供用仕立てにして、押し付けるのは如何にも上から目線です。新聞だから許されるのでしょうが。通常の商品なら、消費者に見限られお払い箱の商品ってことになります。
少なくとも読売や朝日は、本紙に子供新聞は入れません。別売りにしています。販売に苦戦していますが。子供新聞としては読み応えがあり、実際に学校で活用(NIE)されています。子ども新聞といえば、その見本になるのが、石巻日日新聞が「キッズ・メディア・ステーション」とコラボして季刊発行している「石巻日日こども新聞」です。(写真参照)
他紙の子供新聞と何処が違うのか。簡単です。石巻エリアの子供たちが新聞を作っているからです。取材も編集も小中学生が「自分たちの地域の話題」を自分たちの手で掘り起こし記事にしているから・・・紙面が生き生きしています。
子供たちだけでなく、大人が読んでも楽しい、勉強になります。編集後記では豆記者たちの顔写真とコメントも掲載されています。子どもが読む側から読ませる側に立って紙面を作っています。各紙の担当者諸氏も一度「石巻日日こども新聞」手にとって学ばれては如何でしょうかGoto
注・・・一般社団法人キッズ・メディア・ステーションとは「子供たちの表現活動及び情報発信を支援し、子供たちの創造力、伝える力、繋がる力を育む」ことを活動の目的としている。
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9/22毎日新聞
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9/11石巻日日こども新聞 

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