保険

重複立候補で政治家の覚悟が分かりますね。
観念的かもしれませんが、人が志を持ち、何事か為さざらんと思えば、自らの限界にチャレンジする努力は欠かせません。ましてや天下国家を論じ、この国の安寧と国民の豊かさと輝かしい未来を創るべく国政を担う志ならば、並外れた覚悟があって当然だと思います。
安倍政権の信任投票の様相を呈している総選挙ですが、野党、取分け民主党には、自民党がアベノミクスを進めて良いのか、否かを問うと言っているのですから、その対案を出し、政権を奪取する覚悟がなければ、選挙にならないのではと思います。
次の総選挙で政権選択を。などと変な保険を掛けるようでは、生き馬の目を抜くグローバル経済の動きに太刀打ちできる政治にはなりません。次の次には政党が無くなってしまうのではないかと心配です。
保険といえば。重複立候補の問題。選挙区で落選して、比例で復活できるこの選挙制度。人を選ぶのか。政党を選ぶのか。あまりにも日本的と申しますか。中途半端な制度です。中途半端だからこそかも知れませんが。重複候補の名簿を見れば、政治家の覚悟がよくわかります。
取分け、首相経験者や経験豊富な大物議員の重複は頂けません。あまりにも覚悟が無さ過ぎます。各党党首で、重複保険を掛けなかったのは、安倍首相と維新の党の江田代表だけ。あの小沢一郎生活の党代表も保険を掛けたなんて・・・虚し気分です。
また、次世代のための党なんて、名前は勇ましいですが、平沼党首も重複立候補、国を守る気概が保険では情けない。「比例選の椅子は厳しい状況の中で戦っている若手に空けておきたい」と覚悟する民主党の細野豪志元幹事長の爪の垢でも煎じて飲んではどうでしょうか。
民主党の野田前首相、菅元首相も重複保険。首相経験者としての矜持があるのかと疑問です。自民党の多くの幹部、閣僚、派閥の領袖らも保険を掛けています。彼らの当選後の姿勢、きっとアベノミクス、成長戦略の足を引っ張る側に立つと思うので注視して行きたい。
それにしても、応援に引っ張りだこの小泉進次郎復興政務官、比例選に立候補せず保険を掛けなかった、その覚悟、彼は人気だけではなく本物の政治家に育つのではと思います。将来、この国を託すのは細野、小泉でしょうかねぇ。Goto

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