報道姿勢

福島県復興へ、風評被害を、ぶっ飛ばせ・・・・
こんなコラムを読みますと、最もだと頷き、嬉しくなります。コラム名は「経済観測」毎日新聞の経済面に掲載・・・タイトルは「福島復興へ、風評を吹き飛ばせ」・・寄稿は経営共創基盤の社長氏です。
内容はこうです。大震災から4年。共創基盤が運営する地方バス会社。営業エリアの中で、岩手県宮古市を中心とする北三陸地方の復旧は概ね完了。課題は人口減少と経済縮小の悪循環から如何に脱却するかという地方創生共通の課題に移りつつあると。被災地には復旧・復興のばらつきがある中・・・現地から概ね完了と聞くと嬉しくなる。
大震災から4年。3/11を中心としたマスメディアの報道。それがメディアの仕事かも知れないが。マイナーで暗い、辛い、悲しい、いや、やり場のない怒りを呼び起こすような報道。4年間、復旧、復興がまったく進まぬ責任はすべて国にある。とばかりの批判、非難報道に・・
どうしたら良いのか。何をすべきか。同情だけではと思い悩んでしまうのですが。被災地から「概ね完了」の声。では、次にどんな支援ができるだろうかと、明るくなります。
コラムは続きます。福島では原発周辺の避難指示区域が残され、帰るに帰れぬ怒りが伝わりますが。原発から遠く離れた地域でも福島県というだけで科学的根拠もなく、風評に悩まされている。修学旅行先として人気の高かった会津地方では、教育旅行は震災前の半分に落ち。
農作物も最新の開発技術によるコメの全数検査で、日本で最も厳しい安全管理を行っているにも関わらず・・・風評被害がなかなか消えない。・・・マスコミのみなさんにお願いしたい。
廃炉や除染に関して、その困難さや問題点を大々的に報じるだけでなく・・・
様々な人々が懸命な努力で着実に生まれている大きな成果についても同様に大きく報じてほしい。廃炉も除染も、大量の廃棄物の処理も、人類史に刻むべき超長期的な大事業。その難しさを伝えることも大事だが、福島県の大半が我が国の他の地域と同じく安全・安心な場所であることを伝えるのは、メディアのより重要な使命である。・・・
と偏ったメディア報道に警鐘を鳴らす。私もこのコラムに本当だ、最もだ。メディアの報道姿勢が、福島県で頑張る人たちのここを萎えさせているのだ。住む人たちを追いやっているのだ。と忸怩たる思いで、コラムに何度も頷きました。Goto

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