責任感の強い学生を褒めて欲しいものです。
朝日新聞がオピニオンのページで「ブラックバイト」の問題を何度か取り上げてきた。朝日的な偏見が垣間見られる紙面ですが。「責任感の強い学生ほど辞められないのが現実」「働くための法律知識を教える必要がある」そんな結論で締めくくっています。
朝日新聞の根本に、働くことは「搾取される」ことだと旧態然とした資本の論理を否定した価値観に裏付けされていますから、働くことの意義だとか価値だとかは、一切認めようとしていません。ですから、記事は勢い特殊な事件性のある事例を追い求め、蟹工船に閉じ込められ労働を強要されているのが「ブラックバイト」と結論付けた内容で読者に訴えています。
ブラックであろうが、ホワイトであろうが。バイトなのです。辞める意思があれば辞めれば良いのだし、仕事に価値があると思えば続ければ良いと思います。私の持論です。人間存在の根本的要件は働くことにあると思っています。
仕事をすることは働くことです。「人はパンのみに働くに非ず」です。「人は死すべき存在です」誰もが死は100%、絶対です。如何なる仕事であろうが、魂を傾け、必死になって働く、その一瞬こそ、死を超えて、死生観を乗り越えて、生の喜びを実感できるのです。
労働に疎外感を持てば、残念ですが、その人自身も、周りの人も仕合せになることはできません。仕事に真摯に打ち込むとき、人の心は豊かに満たされると思っています。「責任感の強い学生ほど辞められないのが現実」という朝日の結論は、辞めたくても辞めれないのではなく・・
働くこと、仕事を生き甲斐にできているからです。私は綺麗ごとを申しているのではありません。昨今、60歳代後半の・・私もそうですが・・就労率が50%に達したと総務省が労働力調査で発表しました。年金と給与の両方を受け取りながら暮らす人が増えているわけです。
この人達は、もちろん、暮らしを助けるために働いているのですが。労働人口の減少で国力が急激に衰えるのを補う国家的な役目と同時に、働くとで自分の存在を確認し、生き甲斐となっているから仕事をするのです。仕事することは生きることです。仕事に貴賤貧富の差などありません。朝日新聞にいっても無駄なことですが、悪徳経営者を批判するよりも、「責任感の強い学生を褒めて欲しい」と願います。Goto
コメント
こんばんは。「無菌国家」。まさにその通り。これ以上の表現はないですね!ぬるま湯の中では、どんなもので生きていける。一度、厚い氷に覆われたら…。それでも、、、厚い氷を突き破って生きていける強い精神でがんばります!!
若者だけではありません。高齢者もです。甘やかすのが民主主義。救済するのが良い社会と勘違いしています。私はこの国を、マスメディアが創る「無菌国家」と称しています。無菌ほど危険な状態はありません。何かの拍子にバイキンが入り込んだら、免疫力がありませんので、一発で死に至ります。何かの拍子が経済危機だと思っています。年中無休で頑張るレモンハートさんに敬意を表します。Goto
こんにちは。不当に迫害されて逃げ出すような気持では、この世界では生きてゆけない。苦しみつつ、なお、働け!この精神で今年は無休営業(月の昼のみ休み)でがんばってます^^自己満足ですが….。タイトロープのうえで、月末を無事終えると一安心している人間にとって、ブラックがどうのこうのなど余裕のある人の話、そんな余裕があったらもっと極限まで働きます!