安保法制の議論

中国が領有権を主張して尖閣列島に軍事施設建設を始めたら・・・
国会で安保法制が議論されている。中国軍の副総参謀長はアジア安全保障会議で南シナ海で進める岩礁埋め立てている土地に滑走路と施設を建設するのは「軍事防衛の必要を満たすため」と発言。ベトナム、フィリピン、マレーシアなどの周辺諸国との間で対立が高まっている。
この問題を例にとって、安保法制の議論はできないモノかと思う。なぜなら、「中国の主権の範囲内の問題」だとして、尖閣列島に中国軍(民間人でも良いが)が上陸、「軍事防衛の必要を満たすため」だと称し施設を建設し始めたら・・・
国会で議論中の安保法制はどんな判断になるのか、自衛隊が出動するのかしないのか。その際、米軍はどのように拘るのか。具体的な、いや現実的な問題として野党は質問し、政府は説明して欲しい。そんな議論はされている、とすればメディアで大きく取り上げて欲しい。
でないと、国民はよく分からない。今のままの議論では「戦争する国になる」のは反対だで終わってしまう。それでは法案を国民の大多数がよく理解できないままで成立することになる。中国を仮想敵国に見立てるのがはばかられるからと、議論しないのであれば・・・・
それこそ、何のための安保法制か分からなくなる。中国軍は「南沙諸島埋め立ての即時かつ永続的な停止」を求めた米国防長官の発言を一顧だにもしない。米国もアジア諸国も経済的にも軍事的にも超大国となった中国に手も足もでないのが現実。
だとすれば、安保法制の前に、日米の安全保障も果たして機能するのかどうか、疑問視せねばならない。国会で議論されている安保法制の中身について、我々国民もう少し真剣に考えねばと思う。Goto

コメント

  1. Goto より:

    隣国と仲良くするにはどうすれば良いのか。相手を嫌いになれば、相手も嫌いになる。私は毅然として、相手を認め尊敬することではないでしょうか。毅然とするとは、悪戯に迎合しない。しかし、安易な批判や、中傷は厳に慎む。そんな凛とした姿勢で、誰にでも分け隔てなく接することだと思います。まぁ。我々が大人であらねばならないってことでしょう。Goto

  2. 風来坊☆ より:

    軍事防衛を満たすため…いまさらあの大国に喧嘩を売る国はないですし、心配でなりません。
    尖閣諸島で中国の理想としては、日本に台風が接近しているときに何隻かの漁船が尖閣周辺で漁をしている。近くに上陸する島が尖閣しかない、日本政府も人命第一で上陸を許可。漁民は島から出ず、そこに根をはり生活を始める。
    軍事衝突なく、いともたやすく手に入れるストーリーですね。
    まずは、領海侵犯を厳しく取り締まってほしいものです。