瑞雨と甘雨

日本酒が定義付けられました。
さすがに梅雨。鬱陶しい日が続きます。田植えが終った水田の波紋を眺めながら、雨が降らねば稲が成育しない・・・鬱陶しなどとはバチがあたる。暴れ梅雨、集中豪雨にならぬよう祈りながら、自然の恵みに感謝するのみですね。
稲といえば、米。最近のお米は美味しくなりましたねぇ。私は基本的には米は食べません。パンも、うどんもそばも・・・炭水化物は摂らないようにしていますが、炊飯器が良くなったのか。それとも品種が改良されたのか。日本産のブランド米は色艶も良く一粒ひと粒が輝いています。
米だけではありません。スーパー(私が行くのは生協ですが)の店頭に並ぶ国産の農作物は、どれも生産者のメッセージが付いていて、安全・安心で、かつ新鮮で美味しいですね。その内に、海外の観光客の目に留まり、和食ブームの延長で、日本産の農作物も売れるようになるのでは。
世界には四季のない国が多くありますが、梅雨は穀物を育む「瑞雨」と申します。豊かな水をもたらします。水と穀物といえば、そりゃ日本酒ですね。私はお米を食べなくてもお米汁を頂いています。その日本酒、昨今の日本食ブームに乗ってなのかどうかはわかりませんが・・・
生産地のわからない日本酒が出回り始めたそうです。それではせっかくのクールジャパン戦略が台無しになると、日本酒をはっきりと定義づける必要がと・・・・財務省、国税庁が動き出したとか。なんで、農林省じゃないのか不思議ですが。酒税の関係なんでしょうね。
で、日本酒の定義・・・・地名を商品名に使う知的財産権である「地理的表示」に指定、日本酒や英語の「ジャパニーズ・サケ」を名乗れる清酒は「国産米や国内の水を使って国内で作られた清酒に限られる」とするそうです。
となりますと、「瑞雨」が育む稲と、そして、大地に染み込む「甘雨」によって作られる酒が、日本酒ってことになります。それにしても、最近のお米も美味しいですが、日本酒も本当に美味しいですよ。日本の四季に感謝です。Goto

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