夕刊の勧め

朝夕刊発行している国は、日本と韓国だけです。
新聞の夕刊ってご覧になりますか?いや、その前に、新聞って、朝夕刊、一日二度配達されるのはご存知ですよねぇ。エッ・・・それも知らないですって?そりゃ驚きですよ。新聞を購読しない若者が増えたのは存じていますが。朝刊は分かるにしても夕刊が存在することを知らない人がいるなんて・・・・
私は毎朝、8紙の新聞に目を通します。全国紙の朝毎読と日経。そして地元紙と中日、更に中部経済と日経MJ、それに毎日ではありませんが、我らが石巻日日新聞(一週間分まとめて送られてきます)です。
夕刊はなかなか開く時間が難しいのですが、一応、朝日、毎日、日経、中日と地元紙の夕刊を購読しています。この地方は読売に夕刊はありません。夕刊の発行部数、正確な数字は分かりませんが、約1000万部ではないでしょうか。朝刊が4500万部といわれていますので、5分の一強、
これでは、夕刊を知らない若者がいても仕方がないかも知れません。2009年頃から新聞社の経営判断で夕刊を廃止する動きが、顕著になってきました。沖縄ではタイムスも琉球新報も夕刊発行していません。全国紙でも産経は関西版を毎日は北海道版を廃刊しました。
そもそも論で、恐縮ですが。朝夕刊発行している国は、日本と韓国のみ。新聞発祥の地、英国ですら一日一回です。なぜ、一日二度配達するようになったのかはまた別の機会に話すとして、今日は、夕刊のお勧めです。
前日の出来事は翌日の朝刊に掲載されます。夕刊は前日の夜の出来事が掲載されることになります。ですから、夕刊のニュースは翌日の朝刊に掲載されますので、朝刊さえ購読していれば、夕刊のニュース性は薄れます。つまり、夕刊の購読者の減少は、新聞の価値がニュース性にあることの裏返しになります。
となると、夕刊を廃刊するか。それとも夕刊の質を変えるかになります。私の持論です。金曜日に発刊される夕刊を、ぜひご覧になって下さい。週末のエンターテインメント情報が満載です。映画の解説など実に丁寧です。勿論、様々な催し物も細かに掲載されています。
週末に何処かに行くわけでもありませんが。読んでるだけでも、楽しくなります。で、持論ですが。夕刊はニュース性を捨てて、曜日ごとに特徴を持たせ、読み物中心に切り替えてはどうでしょうか。読み物として面白いと思います。
私は、中日新聞の夕刊が大好きです。実に丹念に、作られています。私の思いに一番近いです。ページ数も他紙より多く、夜ボーとテレビを見るよりも数段楽しいです。ぜひ、中日新聞の夕刊を読んでみて下さい。Goto

コメント

  1. Goto より:

    押し紙も世論の圧力と新聞経営陣の健全な姿勢で大分整理されてきました。未だに1000万部を豪語する経営トップの欺瞞には弱ったものですが。私の持論ですが、新聞は発行部数ではありません。言論の質です。そんな時代になろうとしています。夕刊は日本の文化です。なくしたくないですね。そのためには、記事の質を変えるべきではないかとの提案です。Goto

  2. 風来坊☆ より:

    新聞の部数はABC協会の発表数字になると思うのですが、実際は残紙(押し紙)を考えると、もっと悲惨な状況になってそうですね。
    夕刊は個人的に思うのが、ターゲットがシニア層になると思うので、郵便受けに投函ではなく、手渡しにして地域と連携し、独居老人などのケアの役に立てれば面白いと思ます。そういうサービスをすることで、新たな顧客を見込めそうに思います。
    ただ斜陽に変わりはないので転換が必要ですね。

  3. リミスキー より:

    中日の夕刊、確かに貴重です。文化・生活情報満載。気楽でいいですね。