骨太の方針

責めて「法人税改革の推進」と「遊休農地課税強化」ぐらいはお願いします。
色々なご意見もあろうかと存じますが、私はアベノミクスに期待するひとりです。デフレを脱却し日本経済を成長軌道に乗せる。そのためにはあらゆる手立てを講じる。その経済政策・成長戦略こそが、この国の未来を展望できる唯一の道だと思っているからです。
このほど、安倍政権三度目の成長戦略・・骨太の方針が決定されました。メディア評価は芳しくありませんが、「経済再生なくして財政健全化なし」とまで言い切っているのですから、大いに期待して良いのではと、全文をつぶさに読んでみました。(私も暇ですねぇ、笑)
で、私なりに分かったことです。人間一つ事を本気でやると、他のことは二の次になる言われますが。どうも本気度が伝わりません。多分ですが、その理由は、官邸の神経が安保法案を仕上げるに必死になっているからではなでしょうか。それでは困るのですが。
日本の官僚は優秀です。世界でも冠たるテクノクラートです。成長戦略は三度目です。ここからは、民間の活力を活かすことになります。だとすると、官僚の出番はありません。国家を自分たちが動かしていると心底思っているのが官僚です。規制緩和は省庁の権限を弱めます。
民間中心であることは自分たちの自尊心を傷つけることになります。官邸のエネルギーが他に行っているなら、表面的な問題で糊塗しておけば良い。そんな内容になっているのではと思います。骨太の方針ではなく、やる気のない官僚がお仕着せで作った小骨の戦略と言えるでしょう。
とは申せ。期待する私としては、地方創生は官僚が最も嫌う方針です。統一地方選も終わり、官邸も地方創生熱は冷めました。官僚の望むところです。本気でなくなったと理解しました。であれば、彼らの省益を侵す規制緩和は難しいでしょう。
であれば、少なくとも「法人税改革を早期に終了する」と「遊休地への課税の強化により農業の工業化、大規模化」ぐらいは謳ってあるのです。真摯に取り組んで欲しいと願います。その二つが実行されれば日本経済の先行きは明るくなってきます。骨太ではなくなりましたが、ぜひ、この二つは・・・・後は民間の自助努力です。Goto

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