読み比べ

新聞に引っ張られることなく主体的に情報を精査できます。
新聞はどれも同じではありません。論調という名の個性を発揮しています。新聞ジャーナリズムは明確に二極化しました。願わくば状況の変化に迎合しないでそれぞれの極を貫いて欲しいと思います。戦前、軍部の圧力に屈し、戦争賛意に論調を変えた朝日新聞のようにはならないで。
どの論調に私が賛同しているかは別として。全国紙3紙と日経の社説で、各紙の個性、二極化の例を示してみます。7/17・安保法案が衆院を通過した翌日の朝刊各紙社説の見出しです。内容は書きませんので、何番がどの新聞か答えてみて下さい。
1・安保転換を問う。衆院本会議可決・国民は納得していない。
2・安保法案参院へ。日本の平和確保に重要な前進・与野党は本質的な議論を深めよ。
3・本音の安保議論で理解深める努力を。合意作りが政治の仕事。
4・法案参院へ。怒りと疑問にこたえよ。
ずいぶん違うでしょ。池上彰さんは最新の著書「ニッポンの新聞」で、こんなことを言っています。よほどの必要性がある人以外は、新聞は一紙だけ購読しています。自分がいつも読んでいる新聞に書いてあることが、日本全体の世論を代表しているかどうかわからない。その自覚を持つことが大切です。
安保法案にたいして、1・国民は納得できない。2・日本の平和確保に前進。正反対の見出しです。池上さんが述べるように一つの新聞の論調や主張に影響を受けてしまうのはよろしくないです。「新聞を何紙も読み比べる」コストが掛かりますので、大変ですが、大きな出来事・・
安保法案などは他紙を買って読み比べて、自分の考えや主張を整理すると良いです。そうすれば新聞の情報に引っ張られることなく、自分が主体となって情報を精査することができるようになります。答えです。1番から毎日・読売・日経・朝日です。賢明なあなたはわかっていましたよねぇ。失礼致しました。Goto

コメント

  1. 風来坊☆ より:

    本当の意味で日本寄りな新聞は無いですね。
    朝日・毎日は論外ですが。読売に至っては(仮)アメリカ新聞日本支社。産経は朝日の論調に対抗しているだけの新聞。
    本当の意味で日本の新聞が欲しいものです。
    9月に創刊の生活情報誌。伊勢志摩サミットに寄与されることを期待します。
    志摩観光ホテル・伊勢神宮と協力し盛り上げてほしいです。

  2. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    おかげさまで、ハッピーメディア®地域みっちゃく生活情報誌®の三重県での発行部数は546,550部(6月末現在)、世帯カバー率は75,7%です。9月には志摩市で新たに創刊する予定で、県下世帯の85%を目標にしています。伊勢志摩サミットの成功に情報誌を挙げて努力致します。Goto

  3. ねんね より:

    コラムを楽しみに読ませてもらっております。
    1=朝日、2=産経、3=読売、4=毎日かと思いましたが、外れてしまいました。
    ぜひとも、御社の情報誌で伊勢志摩サミット&三重県を盛り上げて下さい。

  4. レモンハート より:

    こんにちは。
    僕は、マゾかもしれませんが、新聞やTVは真逆のものを好んで見てしまいます。それらを読んだり報道番組の識者の意見を聞きながら、違うと思ったり、この意見はこうしたほうがいいと思ったり、あきれたりしながら、自分の考えを深める。これは、性癖に近いかもしれません。意見があってこそ面白いですね^^