最低賃金

成熟国家めざして・・・味噌もクソも一緒にしないで、評価すべきは評価を。
安倍首相は16日の経済財政諮問会議で大幅な引き上げの検討を指示。23日の諮問会議では経産相が引き上げの環境整備ため、中小企業支援策を提示。最低賃金が審議会の「外側」で議論され、安倍政権なって3年間で約50円大幅な引き上げとなった。最低賃金平均18円増の経緯です。
安保法案を巡って内閣支持率が低落する中「経済の好循環」によって支持を下支えしようとの思惑が見え隠れするとか、厚労省幹部が「支持率アップ対策だ」との見方を示しただとか、メディアは斜に構えて、上げ幅最大にすべきとの安倍首相の意向を批判するが・・・
私はそうは思わない。安保法案の提出以前から、賃上げに舵を切り春闘相場も政府が異例の介入で経団連に圧力を掛けてきた。その延長上に最低賃金の大幅な引き上げもあると見るべきである。デフレを脱却し、経済成長を促進するのは安倍政権の命題。何事も安保法制と絡める論調は良くない。
最低賃金引き上げで困窮するのは中小零細企業経営者。そこ支援策を打っての対応。政府ならではないか。私は問うてみたい。なぜ、最低賃金の大幅引き上げに対して、民主党も共産党もそして、連合もコメントしないのかと。あなた達は働く者の味方ではないか。改善されれば喜び、不足ならさらに声上げれば良いではないか・・・
安保法案を通過させないためにに「安倍政治を許すな」のスローガンも良いですが。最低賃金の上げ幅を過去最大にした功績との整合性も考えるべきではないか。一つ許せないことがあれば、全てダメだとの主張ほど、子供じみた未成熟な政治はない。
日本は高齢社会です。政治ももう少し成熟して欲しいと願います。理由や背景の如何に関わらず、最低賃金の大幅引き上げをリードした安倍政権の経済政策を評価します。Goto

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