デカップリング

企業理念を踏みはずことなく真面目にコツコツ、業績を積み上げる。
経済はわからないことが多いです。なぜ、株価が急落するのか?中国経済の先行きが不安だから。そんな理由はわかりますが、だからといって、具体的に投資家の皆さんにとって、それがどんな不安材料になるのか。どんな心理状態が、売りに走らせるのか。
株の乱高下に、株価と経済の因果関係がよくわかりません。もう少し、勉強しなければと思うこの頃です。経済の話です。中国経済の不透明感が漂うなか、日銀が「デカップリング(非連動)説を唱え始めました。
経済予測は、あくまでも予想です。今期末(16年度)には成長率2%を確保して、積年に渡り日本経済を苦しめてきたデフレからの脱却を何としても果たすと意気込んだ日銀総裁ですが、どうも怪しい。そんなことはないと、唱えたのが「二つのデカップリング」・・・
一つが・・・中国経済が落ち込んでも、米国を中心とした世界経済は順調に回復するから、何の問題もないとする「米国経済依存」説。もう一つが中国向けの輸出が落ち込んでも内需がしっかりしているから、日本経済は回復を続けるとの見立てです。
いずれも「輸出企業の収益と国内の経済性は薄まっている」そんなアベノミクス批判を逆手に取った「輸出が落ち込んでも消費などへの影響は限られる。雇用や賃金の回復は人手不足などの構造要因に支えられており、弱い外需と強い内需は両立しうるのだというのが日銀が訴える「二つのデカップリング」です。
経済って、やっぱり生き物です。状況は日々刻々とかわり、昨日の説も正しいが、それに反する説も正しい。どこに真理があるのか、摩訶不思議な学問というのか領域です。凡人には難しい。企業理念を違えず、目先の動きに一喜一憂せず、真面目にコツコツ、業績を積み上げるしかない。Goto

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