なんでも「活」の時代ですが、まともに生きていれば良いと思うのですが・・・
歳を重ねると涙もろくなると言われますが、本当です。幼子が無心で何かに取り組んでいる姿を見たりしますと、直ぐにウルウルときます。なぜなんでしょうかねぇ。幼稚園の運動会で一生懸命に走る子や自分の世界に浸っているのか、集団と馴染まない子を必死で支える先生の姿・・…
いつの日にか競争社会に出ていかなければならないこの子達、その準備に真心込めて補佐する先生達に対する慈しみの気持ちが涙腺を緩めるのでしょうか。それとも社会のすれっからしいになっている己が無心だった子供時代への哀愁がそうさせるのか。
それとも黄昏の人生を惜しむからの涙なのか、上手く表現できませんが・・物事の一つひとつ、それにまつわる必死で真摯な人の動きを見ているだけで・・・・ウルウルは弱ったものです。でも、かといって、企業ミスにトップが謝罪会見で流す涙や、政治家の見せる涙にはどこか胡散臭くて、涙腺など全く姿を現しません。
日経の春秋(10/22)に「涙活」なるものが流行っている。心を揺さぶられる映画やドラマを見て思いっきり泣いて「能動的に涙を流すことで心のデトックスを図る」活動だそうです。ストレス解消のために泣くってことです。色んな活動が流行るものです。高齢者の緩む涙腺もストレス解消・・・そんなことはありませんね。
なんでも「活」する時代ですが。わざわざ「涙活」などしなくても、高齢になれば、その人の生き方に沿った「涙」が湧いてきます。それにしても、企業ミスなどにトップが悔し涙を見せる図は・・・その背景に・・リスク対応での仕掛けられた「涙活」だとすれば・・・興醒めですね。Goto
コメント
幼稚園の卒園式。
『パパ・ママ今まで元気に育ててくれてありがとう』
『今日僕たち・私たちは卒業します』
この何気ない一言に涙を流します。
子どもに
『あれは何を思って言ったの?』と聞くと
『え、先生が言ったから言ったよ!』
何が言いたいのか、
人間生きている数だけ涙を流すタイミングが増えるのでしょうね。