視覚や聴覚に訴える「音」や「色彩」が商標登録されるようになりました。
特許庁はCMのサウンドロゴなどの「音」・動画などの「動き」・文字や図形を付ける位置を特定する「位置」・包装紙や広告用看板などに使われる「色彩」・角度によって模様が浮かび上がる「ホログラム」などが登録できる新しい商標制度運用をスタートさせました。(10/28・朝日)
音や色彩の商標化は欧米ではすでに実施されいます。日本でもインターネットの動画サイトなど情報発信の手段が多様になってきました。登録して権利を保護できるのは文字やロゴマークのみでしたがこの制度で、企業ブランド戦略も強化されるのではないでしょうか。
このほど認められた「音」はCMなどで耳に余韻が残っているメロディーなど21件。「動き」は一升瓶の風呂敷が解ける酒造メーカーの映像など16件。「位置」ではジーパンのポケットにつけるタグなど5件。「ホログラム」では1件の43件。「色彩」は「特定の色を不当に独占してまうことがないよう、慎重に審査を進めている」との理由で今回は見送られた。
いずれも、誰でも知っている内容を中心に登録されましたが、ロゴマークや文字、意匠登録などは判明が容易ですが、視聴覚となるとその基準は難しい。安易に登録すると、訴訟が増える原因になる可能性も出てくるのでは。特許庁には、それぞれに明確な基準を設けて欲しいです。
広告会社としては、ブランド戦略が多彩になり、面白い展開ができると腕まくりしています。Goto
コメント