虫歯激減

厚労省の歯科医療行政って、なんか変じゃないでしょうか。
私は何事にも後悔しないたちですが。さすがに、子どものころ、もう少し歯磨きにせいを出すべきだったと悔やんでいます。なぜなら、この一年、過去に虫歯で治療した個所が次々に耐用年数を過ぎ再治療の必要性にかられたからです。歳を重ねるとはこのような現象が生じます。
でも、歯科医の技術は長足の進歩。インプラントにブリッジと手入れして頂き、何でも美味しく頂けるようになりました。歯痛になったら歯医者に行く以外に方法はないと申しますが、その前に、虫歯ならぬようにすべきだったと・・今更ながら悔やんでいます。
こんな記事に驚きました。時代は進化しているのですね。モンスターペアレンツも捨てたものではありません。かつて9割の子供に虫歯があったのが、この20年間で激減、一人当たりの本数も4分の一になったと。
就寝前の歯磨きやフッ素を使ったうがいなど、家庭での歯磨き習慣が日常化したお陰。そう言えば、我が家に顔を見せる孫娘達も母親の厳しい躾の成果で、歯磨きが日課になっています。小学校でも給食後の「歯磨きタイム」が功を奏し、全児童の95%に虫歯が一本もない学校もあるそようです。
歯磨きの効用は、歯磨き粉の市場規模が拡大傾向にあり「比較的高い商品が売れ筋」「歯の美白や口臭予防」などの消費者ニーズが広がっています。また、これが問題ですが、国の方針で歯学部を増やした結果、60年代には3万人だった歯科医が現在10万人。
診療所も13年には約6万8000カ所に達し、更に増え続けコンビニの店舗数を超えています。(毎日新聞11/30・朝刊)・・このままではやっていけない。インプラントや矯正歯科に流れる傾向が強まっているようです。歯科医受難の時代が訪れています。
歯医者に通うのは私の様に子供のころ歯磨きを怠った高齢者ばかり。患者が減るのですから良いことだと思うのですが。厚労省歯科保健課では「従来の歯科医療では先細る。新たな歯科医のニーズを探し、多様な医療モデルを示したい」と意気込む・・・
歯科医を増やし過ぎたから。虫歯予防を奨励し過ぎたから・・・新たな医療モデルを模索する。歯科医療行政に歯科医も国民も振り回されるって・・・なんか変じゃないでしょうか。Goto

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