Shalom(シャローム)

外交官の人道主義が、生誕110年を経て出身地の観光に寄与する・・・
Shalom(シャローム)・・・こんにちわ。
Toda raba(トダ・ラバー)・・・ありがとうございます。
ヘブライ語の挨拶です。
25年前になりますか。
岐阜八百津町の故荒井正義町長と、イスラエルを尋ねたこがあります。
目的は、八百津町出身の外交官・杉原千畝さんの遺徳を偲び・・
八百津町に人道の丘を建立する為です。
杉原さんは第二次世界大戦にナチの迫害から逃れるユダヤ人に・・
本国の拒絶を無視して日本をトランジットできる査証(ビザ)を発給、
6000人にのぼるユダヤ人救った・・それが「命のビザ」・・
その杉原さんを顕彰する施設が「人道の丘」です。
「命のビザ」の話題を目にしますと、荒井町長の飄々として・・
杉原千畝の人道主義を子供達に伝承せねばとの心意気が思い出されます。
昨年、観光地・飛騨高山に宿泊したイスラエル人。
7324人で、前年の3割増、出身国別シエアでは台湾、タイに次いで3位、
市の観光協会では首を傾げたのですが・・原因は人道の丘に併設、
生誕100年を記念し建設された記念館を訪れるイスラエルの観光客。
町は県の指導を得て・・杉原氏が発給したビザを5月末までに、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に申請・・
17年度の登録を目指している話は以前にもこのブログに書いた。
登録が決まれば、イスラエル人のみならず、
世界中のユダヤ人が、この地を訪ねるのではないかと期待される。
県では、同氏関連資料がある福井県敦賀市とも提携・・
新たに巡礼を誘う「千畝観光ルート」を計画・・誘致に力を入れると・・(日経5/9)
外交官が施した人道主義が、生誕後110年を経て・・出生地に恩恵をもたらす。
ヘブライ語の「sholam」はこんにちわですが・・別の意味は「平和を!」です。
世界中がきな臭い時代に入りました。
杉原さんの遺徳が世界平和に繋がればと願い・・・
「toda raba」・・と感謝したい。Goto

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