ヒッピーにノーベル賞?

文学賞ではなくて、平和賞か、新設すべき音楽賞でないでしょうか?
団塊世代のおっさん。それも学生運動、華やかなりし頃・・1960年代
フォークソングで反戦歌を唄った世代・・あれから半世紀近く・・・もはや髪は薄くなり、
眼はショボつき、耳は遠くなり・・脚はよれ、腕は伸びず、背筋が丸くなった・・・
そうです。私の青春時代です。そのころ一斉を風靡したボブ・ディランが・・・
ノーベル文学賞を受賞ですって。思わず唸ります。
私は歌なんぞ唄って・・・世の中が変わるか・・・と粋がっていた・・硬派
いや、本音は根っからの音痴。音楽が苦手で、
ギターを弾きながら、歌を唄う連中に嫉妬していただけですが。
そんなんで、ボブ・ディランなんてよく知りませんでした。
ノーベル文学賞って。文学の分野において、理念を持って創作し
最も傑出した作品を創作した人物に贈られる・・のが主旨らしいが
ボブ・ディランってミュージシャンでしょう。
音楽にじゃなくて、歌詞が文学賞にあたるってことらしいが、
代表作の「風に吹かれて」・・・(日本語訳は色々ですが)
どれだけ旅を続ければ大人になれるのか
どれだけ海を渡れば 鳩は休むのか。
どれだけ弾丸が飛び交えば 武器はなくなるのかな。
友よ その答えは 風に吹かれて 風に吹かれる。
人はどれだけ見上げれば 空が見えるのか
人にはどれくらい耳があれば 人々の悲しみが聞こえるのか。
どれくらい人が死んだら あまりにも多くの人が亡くなったと気づくのか
友よ その答えは 風に吹かれて 風に吹かれる。
これって、ベトナム戦争反対・・・反戦歌です。
この歌詞に与えられたんでしょうかねぇ。・・(日本語訳では文学的とは思えないのですが)
違う。文学賞は作品、活動の全体に対して与えられる。
一つの作品のみに与えられるのではない。選考時点で生存している。
人類の進歩発展に寄与する、理想主義、人道主義的 文学者が対象だと。
代表作も含めて・・・・彼の生き方、考え方に与えられたってことのようです。
あの時代を思うと、彼はヒッピー族・・既存の秩序にNoを突き付け
やりたいことを勝手気ままに表現する。そして実行するアナーキストではなかったか?
過去、ノーベル賞を辞退した人は二人。パステルナーワ、ソ連時代、政治圧力で。
もうひとりは、公的な栄誉を否定、ノーベル賞は西側だと批判したサルトル。
さてさて、10/15の新聞報道によると、13日、受賞後ラスベガスでコンサートに出演した
ディラン。名曲を1時間半演奏し、観客に一言も語りかけずに舞台を去ったとか・・・
授与する側のスェーデン・アカデミーは、ディランと連絡がとれないと。
彼が本来、受賞を受けるべき分野は、文学賞ではなく平和賞か。
それとも、音楽賞ではないかと思っているのではないだろうか。
いや、アナーキストがノーベル賞もなかろうと思っているのかも。Goto
追伸
ディランが辞退しなければ、多分、来年、村上春樹さんかな。
年齢的にはまだ、早いのだが、よくわらないのが文学賞だから。
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