朝日に「新聞魂」はあるのか。

安倍外交を支持する。北方領土返還の本質を、正確に理解すべきではないだろうか。
プーチン大統領来日、あなたは安倍対露外交をどう感じましたか?
私は、宇部空港、タラップを降りるコート姿に、防弾チョッキを着てるかな?と・・
平和条約が締結されていないとは・・・こう言うことかと・・・
全国紙・・・12/17・朝刊各紙を読み比べ・・・こんな風に感じています。
各紙とも北方領土返還への道筋が見えない・・との厳しい論調は同じですが・・
朝日・・「国民の大半ががっかり」「日本、振り回された」と辛辣。
毎日・・厳しさ増した領土交渉・・・露外交戦略、大幅な見直しがと批判。
読売・・領土解決へ重要な発射台だ・・相当な覚悟でと・・・期待感が滲む。
考えて見なければならないのは・・・
北方4島には、ロシア人が住んで暮らしていることです。
何人暮らしているかご存知ですか?国後、択捉に約7000人、
色丹約3000人、歯舞群島、軍関係者以外は・・一応いない。
その人たちに罪はありません。北方4島を追われた日本人と同じように。
領土問題で明確になったのは、日露の戦後は終わっていないと言う現実です。
歴代の政治家や政党を責めても意味がありません。
東西冷戦化、日本は・・今尚ですが・・・米国の属国なのです。
その重荷を背負いながら、幾多の政治家が努力して来たのですから。
返還とは・・70年に渡り、島に住むロシア人たちに・・出ていけと・・
言うことです。そもそもが日本固有の領土だから、当然だ・・
そんな主張が根底にあり・・朝日の「国民の大半はがっかり」になるのですが・・
可能だと思いますか?
私は、安倍さんの「我々の世代で解決したい」との決意を高く評価します。
戦後、戦争以外で領土を取り戻すことができたのは・・世界中で沖縄・・だけです。
でも、それは、属国と化しているから、可能になったのです。他にありません。
どうしてもと言うなら、戦争です。
安倍内閣が長期政権だから、これから粘り強い交渉を重ねれば・・
世界の歴史に類のない・・「特別な制度」(香港の二制度一国体制のような)が構築され、
ウインウインの関係での新たな国のあり方が誕生するのでないか。
私は、その知恵こそ、新聞が提案すべきだと思っています。
少なくとも、日経が書くように、進出には懐疑的だが・・
政府の要請に応え、大局的な判断で、3000億円の投資をする
経済界の決断を後押しするのもメディアの役割ではないか。
それにしても、「日露ビジネス対話」に出席したソフトバンクの孫社長・・
「投資・さっそく」とプーチン大統領に耳打ちしたのは、さすがです。
他の財界人は見習うべきではないか。ビジネスチャンスと捉えて。
及び腰などと言われるのは心外ではないか。と思うのですが・・・
長くなりましたが・・ついつい熱くなり・・・
それと、このことだけは書いておきたい。
17日の朝刊、一面のコラムで、朝日新聞の天声人語だけが、
プーチン訪日の話題を取り上げていない。なぜか・・…
予定原稿・・クリスマスの話題・・ポインセチアの原稿を前日に書き上げていたので・・
それを差し替えてまでに、プーチン訪日が重要だと思っていないからです。
締め切りの早い毎日ですら、余禄はプーチンの話題。ついでですが、
あの浜矩子先生の名物コラム(17日掲載)ですら・・プーチンがテーマです。
にも拘らず・・・天声人語はプーチン来日をテーマにしていない。
日本の日刊紙で朝日だけです。
朝日新聞は「新聞魂が欠如している」・・北方領土問題を語る資格がないと、
私は憤りを持って、批判したい。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    いつもながらの見識に学ばせて頂きます。
    「特別な制度」を設け努力を重ねる意見に大賛成、
    偶然にもご一緒で、光栄です。Gogo

  2. ナガラ より:

    今回のことは、最初から予想できたことなのでは…。
    突然、四島一括返還にロシアが応じるはずもなく、今回は双方がWinWinで解決する道筋を探る会談だと思っていました。
    歴史を紐解けば分かるように、戦争で移動した領土は戦争でしか戻せないのが基本です。かりに日ソ不可侵条約を破ったことを破ったことを責め立てても、残念ながら領土問題は奪ったものが勝ち、力の論理しか通用しません。
    おまけに、北方四島に現在住んでいる、戦争事情を知らない戦後生まれのロシア人が存在する。
    70年の時間は、ただ過ぎたわけではありません。時間の経過は有償なのです。
    ハードルを勝手に引き上げて非難する、朝日の論調は現実を理解していません。
    それに、元々朝日新聞は、かってのソ連の親派だったはず。都合よく鞍替えするのも解せないですよね。
    偶然ですが、私も新試行・「特別な制度」に大賛成です。
    極東ロシアは、単に北方四島を見るだけでなく、未開拓に近いシベリアが残されています。
    また私見ですが、ロシア人と日本人は、民族的に補完関係の性格を持っていると考えています。
    北方四島を古来からの日本の領土と固執するだけでなく、もっとグローバルな視点で、かつ、現実を見据えた対処をすべきではないでしょうか。