良い酒を。

酒には二種類の味わい方があるのでは・・・
先般、滋賀県の友人から、日本人がニュージーランドで農業をと・・
一から葡萄園を作り上げ、15年の歳月を掛け・・
美味しいワインがと紹介され、味わった。「美味い」と楽しんだ。
昨年、私の酒量は人生で飽和状態に達したのでと・禁酒したが、
やっぱり・・・「酒無くて,何の己の人生か」と、思い直し・・
そんな大袈裟な話ではないのですが。・・・半年余りで・・解禁。
でも、歳ですねぇ。酒量がすっかり落ち・・・直ぐにご機嫌さんに。
それと、禁酒していたお陰で、酒の味が良く分かるようになりました。
例えば、日本酒です。昨今の和食ブームに乗って大好評。
7年連続輸出増で昨年は155億円まで成長・・日本農作物輸出の主力に。
戦後、長期に低迷していた日本酒復活です。嬉しいですね。
政府・与党はインバウンド向けに、酒蔵で日本酒を買った際、
酒税を免税にする制度を17年度の税制改革の大綱に盛り込むなど・・
酒を輸出商品に育てようとしています。
(観光産業を本格化させる覚悟が感じられます)
日本酒業界に訪れた好機です。願わくば、品質を落としたりしないで、
良質の酒を提供するよう、蔵元は競い合って欲しいものです。
禁酒のおかげでしょうか、酒の飲み方って二種類あることに気が付きました。
今更ながらで恥ずかしいですが。
以前は高級な酒でも大衆的な酒でも、食事の時にグビグビと飲んでいましたが。
食事の時に飲む酒(日本酒でもワインでも、ビールでも、その他の酒でも)・・は、
その料理を引き立てる酒の味でなければならない。料理を壊す酒はよろしくない。
概して高級な酒は、酒そのものに風味があり、料理にマッチしないのが多い。
一方、酒だけを味わう。酒もある。肴はなくてもいい。
そんな酒です。概して高級な酒でしょうか。
そんな酒の肴は、会話とか、ムードですね。ワイングラスを揺らしながら、
物思いに耽るのも、酒の楽しみ方です。
ニュージーランドの日本人が丹精込めて作ったブドウから絞ったワイン。
私は、初めて、食事と切り離してワインだけを味わっています。
さて、日本酒ブーム。蔵元の心意気は、どんな酒を提供するのでしょうか。Goto

コメント

  1. Goto より:

    半世紀近く酒を呑んできて今更、酒の味など申し上げるのは、おこがましいのですが・・・
    春一番に揺れる街路樹を肴にし呑む酒も悪くない。
    風情を肴に酒が呑めるようになって一人前なんて、亡父に言われたものですが・・・いつの間にか、その歳も・・
    酒はいいですねぇ。また、ご一緒願います。
    Goto・

  2. リミスキー より:

    私は、酒量が少ない、呑めない、ということでお酒に興味がありませんでしたが、
    仕事柄だんだん呑めるようになってきて、意外や意外、味がなんとなく分かるようになってきました。ただ、これが高級とかレアな物とか、理屈・うんちくも気にとめることもなく呑んできたので案外純粋な味わいを楽しんでいます。