朝貢の旅

ネバーアップ、ネバーイン・・ご苦労様でした。
別段、へりくだってのモノの見方ではないが、
冷静に考えてみると、こうなるのではないか。
安倍首相の訪米、日米首脳会談の模様をつぶさに読んでみて。
中国で宗の時代まで続いた周辺国と主國との外交に・・王化思想がある。
中国の皇帝に対し、従属國の君主が、貢物を捧げ・・
これに対し皇帝側が、確かに君国であると認めて恩賜を与える・・
そのための旅行を朝貢の旅と言う。
新皇帝(大統領)を早々と訪ね、貢物を差し出す・・・そんな図に・・
朝貢の旅・・を思い起こさずには入られない・・
それを屈辱的だと感じるわけではないが、王化思想的だと思い虚しさは覚える。
むしろ「ネバーアップ、ネバーイン」と心情を語る安倍首相の健気さに・・
畏敬の念を持つのではあるが・・・
日米安保5条は尖閣防衛を含むとの言質を得て辺野古を差し出す確認や、
北朝鮮の核・ミサイル計画非難など、防衛にコミットする軍事同盟を
確認するのは当然と言えば、当然だが、現時点では、皇帝によく理解させたのだろう。
如何にも、如何にもだが、外務省などの官僚が・・・
国の安全保障を賭けて奮闘したのが想像に難くない。敬意を表したい。
経済面での、軋轢が表面化するのではとの懸念があったが、経産省や財務省の担当が奔走・・
杞憂に終わったようで・・事なきを得て、ひと安心と言ったところだ。
新皇帝もだいぶん落ち着いて来たようだが、
そもそもがやんちゃな性格と生き様、どこでどう気分が変わるか不安は残るだろうが。
所詮は従属國、まずまずの朝貢外交だったと思う。ご苦労様でした。
日米同盟と言う名の、朝貢の旅を見せつけられると、
果たして、真の同盟関係とは如何なるものか・・
少なくとも、米軍基地がなくならないと・・・ねぇ・・Goto

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