日曜討論は面白くない。

BPOは平等な報道が民主主義の危機だと言うが、放送局には理解できないのでは?
日曜日の朝、報道番組を見ますか。
一週間に起こった政治的な出来事を丁寧に報じてくれます。
各局が趣向を凝らし、様々な角度から議論する様は面白い・・・
しかし、NHK の日曜討論は、教科書のようで、無味乾燥・・何とも味気ない。
なぜか。簡単です。公平性を担保するため発言の回数や時間を厳格に守っているからです。
論争になり掛けても、時間で切る。言いたいことがあっても、順番を守らせる。
そんな四角四面の討論に誰が付き合いますか。
抑揚があり、感情が溢れ、白熱した議論が闘わされなければ、
チャンネルは他に移ってしまいます。
昨今・・・どの選挙も投票率が著しく低下しています。
投票率が低いのは、取り立てて誰かを選ばねばならないような状況下にはないから。
世の中が落ち着いている証左ですが、一方では政治に関心がなく・・・
政治を他人事としか捉えることができない。身勝手な国民の姿でもあります。
このほど「放送倫理・番組向上機構(BPO)」がテレビの選挙報道についての意見書を公表。
「機械的・形式的な平等」を放送の旨とするのは「選挙に関する報道と
評論に保障された編集の自由を放送局自ら放棄するに等しい」と指摘。
政治的公平性を強調して放送局に対する監視の姿勢を強める政府を牽制・・
放送法と公職選挙法の解釈では選挙に関する報道評論は自由にできるハズ。
「政府の圧力にビビってるんじゃない。臆することなく、思いのままに放送」してこそ
メディアじゃないかと、放送局の軟弱な姿勢を叱責している。
しかし・・・放送現場は「これまでのバランスを取ってきたやり方が、
間違いだったとは思っていない」「発言時間を平等にすることに心を砕いてきたが
平等でなくても良いというのは些か」と反応は鈍い。
政府の圧力によって、回数や時間の平等を保っているのではなくて、
放送局自らがそうあるべきだと思っているのです。
NHKの日曜討論がなぜ悪いと・・・開き直っているのです。
視聴率が低いのが問題だと思うのだが・・・
それが放送局の体質であって・・・
「選挙権を正しく行使するために必要な情報を自由に伝える。
それが放送局の責務だ」と言われても、何をどう変えたら良いのか
分からないのが放送局の現状ではないだろうか。Goto

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