パノプティコン

森友問題は政権を揺るがすような、本質的な問題ではない。
何とも難しい表現を使うモノだと、感心しています。
安倍1強政治を批判する朝日新聞の論調です。
天下の朝日に、この様な揶揄しか、表現しようがないほどに・・・
政治的ミスがないのかと、反って政権の強固さを感じます。
紙面内容は・・・森友問題、証人喚問の質問に立つ自民党議員に、
安倍首相自ら、注文を付けた。それが、パノプティコンであると。
パノプティコンとは・・監視者がいなくても囚人が監視を意識する監獄施設のこと。
つまりは、森友問題に象徴される様に、自民党は元より、野党、官僚、メディアも、
それぞれが安倍1強政治のもと、忖度して動く様に支配されている…
日本の政治はパノプティコン状態にあると朝日はいうのです。
天下の朝日新聞が現政権を揶揄するには、少々的はずれではないかと思う。
勿論、安倍政権を支持するのではない。現実を直視しているだけです。
森友問題が内閣の支持率や与党批判に繋がらないのは・・
跳ね返りの嫁はんが、調子に乗っただけだからです。
野党は「すわ鎌倉」と意気込んだのですが、疑獄になるような、話ではないからです。
そもそもこの問題、本気で攻めるとなると、教育勅語を教育の基本とする・・
学校を認めることになるわけで、共産党も、腰が引ける訳です。
それを、朝日が、政治がパノプティコンになっていると言っても・・・ピントが。
朝日は、朝日を除くメディアと、共産党を除く野党がパノプティコンの囚人だと
言いたいのなら、それはそれでわかるのだが、実はその朝日の独善的報道こそが、
批判されていることに気づくべきではないだろうか。
4/18の朝日のオピニオン&フォーラム・耕論の紙面です。
テーマは「相手の話、聞こうよ」・・・論者には「ムネオハウス」で、
一躍有名になった共産党の元議員が。「18年間の議員生活で、10人の首相に
質問したが、安倍さんを除いて、お互いに尊敬の念が芽生えた」と・・・
共産党が国会の場で「他の政党の話を聞いて」自党の意見を変えたことがあったのか。
独善以外の何物でもない政党だと記憶しているが・・・
その共産党の元議員を引っ張りだして、安倍は「人の話を聞かない」と言わしめる・・
朝日新聞って、いつの間に共産党の機関紙になったのかと・・驚く・・
安倍1強政治をパノプティコンとしか批判できない朝日だから、
安倍1強政治が続いているとは言えないか・・・Goto

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