「フェイクニュース」「ポスト・トゥルース」「オルタナティブ・ファクト」
私は毎日6紙の新聞に目を通します。
全国紙朝日、読売、毎日、日経の4紙にブロック紙の中日、そして地元の岐阜新聞。
その他、週に一度送られてくれる石巻日日新聞と日経MJ、中部経済もめくります。
「情報をどう受け止め、発信するか」のテーマで、
第6回メディアフォーラムが開催されました。(朝日新聞とテレビ朝日主催・4/22)
その模様が、5/23・朝日朝刊に掲載。興味深い内容でした。
毎日新聞に「ネットウォッチ」というコーナーがあります。
5/23付「沖縄知事の娘 中国留学」・・・「事実無根のうわさ拡散」の見出しで、
ネット上で「悪意に満ちた」・フェイクニュースの真相に迫っています。
偽ニュースと言えば、トランプ大統領の十八番ですが、問題提起した池上彰氏は
昨今の報道、「真実かどうかは二の次で、みんながその話に興味を持つかが大事」な
「ポスト・トゥルース」が重要になったり、間違いを追求されても、
「オルタナティブ・ファクト」ともう一つの真実だと開き直り、
本質を捻じ曲げる報道が跋扈する時代。新聞やテレビの役割は何かと問います。
また、朝日新聞編集長は「組織犯罪処罰法改正案で政府はテロ等準備罪」と呼び、
朝日は共謀罪としている。なぜ違うのかというと、「その方が本質を突いていると、
私たちは考えている」「都合の良いように発信していると思われると、説得力を
失うので」そうしていると。朝日のその姿勢って、オルタナティブ・ファクトではないのか。
米メディア。トランプが選挙戦で好調だと伝えたくない場合・・
「トランプ支持者は田舎者で低学歴」だと何のフィルターも掛けていないかのように、
客観報道を装って報道する。そのメディア姿勢ってダブルスタンダードではないか。
翁長知事の令嬢の話でも、朝日のテロ等準備罪をわざわざ共謀罪というにしても、
米大統領選の報道にしても。情報を発信する側には、常に何らかの意図がある。
その意図を見抜いて情報を受け止めねばならない。
それには、大きなニュースが起きた場合、新聞を読み比べることだと、
池上さんは助言する。情報と向き合うには「事実を集めて自分なりに組み立てる試みが、
情報を生かし、自分のモノにすることができる」・・・Goto
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