設備投資過去最高

景気予想は晴れだと思うのですが・・・甘いでしょうか?
この夏は異常猛暑だと、気象予報士達はメディアで煽る。
デジタル時代、天気予報の確率は格段に高い。
間違いないのだろうが。願わくば外れて欲しい予想である。
予想と言えば。景気予想・・・好景気が続いているというのに、
一向に「そんな情報が聞こえてこない」 のはなぜ何だろうか?不思議です。
メディア的な言い方をすれば「GDPの6割を占める個人消費が伸びない」からと、
いうことになるのでしょうが・・・
でも・・それではあまりにも一面的です。
経済が活性化するには、個人消費の拡大も大きな要素ですが。
それには、貿易が活発になることも重要です。
貿易収支が黒字になれば、国は潤い、ひいては国民の懐も暖かくなる。
昨今、米国の好景気に牽引され輸出産業は好調です。
同時に原油価格の安定と省エネでの消費量の減少により、輸入量が減り
貿易収支は黒字化しています。国際収支で言えば、そもそも所得収支は
黒字なのですから、景気予想、貿易面での陰りは見られません。
景気を予想するにはもう一つ重要なことがあります。
企業の設備投資です。日経が17年度の設備投資動向調査を発表。
取り分け、国内の設備投資計画は全産業に及び、前年比13.6%増。
調査を始め07年以降最高の伸び率だと発表。
設備投資の理由は産業別に違いはあるが、
流通業などは「深刻化する人手不足に環境整備で対処」するとか。
物流は労働効率を上げるべく、ITシステムを導入するとか。
不動産や商社などは「物流拠点」への積極投資など、時代にマッチした投資が活発。
製造業でもトヨタは前年比7.3%増で、国内工場の老朽化対策にあてるという。
また、リスクをとる先行投資に踏み切る製紙会社やインフラ整備に大型投資の
JR、更には業界再編に伴う投資も目立つ。(日経・5/27)
企業が「内部留保」を取り崩し、設備投資に力を入れ始めることほど、
日本の景気予想に反映されることはないと思う。
であれば、猛暑をものともせず、日本の景気は好調だと思うが・・Goto

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