中国が英仏に倣い、ガソリン車の生産・販売を禁止するんですって。
今や世界第二位の経済大国・・中国・・一帯一路構想を掲げ、
アジア太平洋各国にインフラ整備、貿易促進、資金調達などを具体化させている。
中国の覇権主義。なかなかやるなぁ・・・なんて見てる間に、
日本が置いてかれるのではと危惧する。
中国が経済力を武器に世界に影響力を発揮するのは必然です。
なんせ、共産党一党独裁の国です。党で決定すればどんな事でも瞬時にできる。
そのスピード感は真似できない。
北京五輪の折も、北京の大気汚染を解消すると政府が決めれば
工場は操業を停止し、煙もださない。交通規制で車を止め排気ガスもでない。
北京って青空があるのだと市民が驚いたとか。
中国主要都市の大気汚染は経済成長の証。日本が高度経済成長期に、
全国の工業地帯でスモッグが蔓延、公害が大問題になったことを思えば、
簡単に解消するのが如何に難しいか分かる。
その中国。16年の新車販売台数2800万台。米国の1755万台を抜いて、
世界でダントツのトップ。この大市場で中国政府はガソリン車の生産・販売禁止の
検討を始めた。中国に進出する自動車メーカーは大騒ぎ・・・
党の方針でやると決めれば問答無用やるんですから。
仏国や英国が2040年までにガソリン車やディーゼル車の
販売を禁止すると表明した。中国もそれに倣って「新エネルギー車」に
シフトするというのです。大気汚染撲滅、これで中国も欧米並みの先進国に・・
と変わっていくのだと思いきや・・・
それはそれとして、時代は「新エネ車」に流れているが、まだどのメーカーも道半ば。
中国市場でも新エネ車の販売台数は全体の2%未満、50万台程度。
であれば、ガソリン車の自国生産では立ち遅れたが「新エネ車」ならば・・
巨大市場を逃すことはなかろう。そんな思惑が見え隠れする。
自動車は日本の基幹産業。中国の方針に立ち遅れてはならない。
一党独裁国、どうなるのか、先行きは不透明なままだろうが、
ここは、国内メーカーの奮闘を期待したいものです。Goto
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