労働環境、全て初ものづくしなのに・・・なぜ踊らないのでしょうか。
岐阜県の話です。昨年12月の有効求人倍率前月比1.92倍は全国4番目の高さ。
有効求人数は5万1077人、1963年の統計開始以来、過去最高を更新。
有効求職数も新規求人倍率も、正社員有効求人倍率も、過去最高を連続で更新中です。
総務省が発表した17年の完全失業率は働く意思があれば仕事につける完全雇用状態。
就業者数は6530万人、前年比65万人増え、増加は5年連続。女性の就業者は68年以降、最高。
全国有効求人倍率は1973年以来、1.50倍の高水準、44年ぶりのことです。
求人に対して実際に職についた人の割合を示す従属率は15.2%と
63年の統計開始後、最低。企業にとって人手の確保が困難になっている。
と、事ほど左様に・・・雇用環境は有史以来と言って良いほど初ものづくし、
何十年ぶりの更新や過去最高のオンパレード。
これらが全てアベノミクスの恩恵とは申しませんが、
人手不足の一言では解決できないほど・・・実は日本経済にとって、
いや、日本国にとって深刻な労働力不足状態です。
さて、この異常な人材難・・・・どう解消するのか。
私はこのように整理したい。働きたい人の職場は確保されているのに、
ミスマッチだとか、パラサイトだとかを理由に、働きたくない人がいる・・
この矛盾にメスを入れるべきではないか。
自分がやりたい事が見つからないので、働かない。そんな人を許して良いのですか。
仕事をなめています。どんな仕事でも真髄を極めれば、価値があります。
自分のやりたい仕事なんて、大概の人にはありません。
そう言って、働かない自分を納得させているだけです。
それを許す社会が私には理解できません。特に、メディアが。
話を戻します。
日本の社会は、真面目に働けば、誰でもが、十分とは言わないが、
それなりの生活ができる、世界に冠たる豊かな国です。
にもかかわらず、貧困が社会問題になるのはどこかが狂っています。
統計上、44年ぶりの高水準求人倍率。
どの職場も、過去最高の求人倍率。
労働市場は、どれもこれも、有史以来初ものづくしばかり。
それでも、誰も踊らないのは、「ぶり」とか最高の「最」とか、
初めての「初」と言えば、国民は興味を持って、それに応えようとするのだが、
それほどまでに、働くことを美徳としない嫌な社会になった気がします。Goto
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