メディアの保身

景気回復6年目です。なぜ 実感できないのでしょうか?
ポジティブな話題を好むのか、ネガティブなテーマに興味を持つのか。
人によって、問題によって・・・・違うのだろうが。
メディア関係者によれば、間違いなくネガティブな話題の方に人は関心を示すらしい。
だから、ニュースは暗い話題を大きく取り扱う。
それはもはや、習性のようなもの。
どんなにハッピーなニュースでも、角度を変えれば、ダーティーな見方もできる。
だから、記事の最後には必ず反対者、ある日は否定的な意見を加え、
明るいニュースでも中和させてしまう。
日本の景気です。
2012年に始まった今の景気回復。(安倍内閣が主導してから)
内閣府が発表した17年12月の景気動向指数(CI)は
データ分析以降(1985年)最高となった。凄いことですね。
ハッピーニュースだと思いませんか。
・・・世界経済が拡大し、企業の生産や出荷が好調なのが原因で
最高益を見込む企業が相次ぐ・・・ここまでは良いのだが・・・
その後がネガティブになる・・・新聞記事の常套手段である。
実質賃金は伸び悩み・・・回復の実感を巡る企業と家計の温度差は残る。
次世代技術の実用化を巡って、どの企業も世界的な競争は激しい。
米国の長期金利上昇を受け金融市場は不透明、賃上げの広がりには水を差す・・・
と、将来不安を書き込む。
指標が良いなら、一気に賃上げに舵を切り、景気回復を確かなモノにせよと、
ポジティブに押せば良いのではないか。
それを、不安材料の可能性を書き込めば、「賃上げも難しい」そんな
マインドを助長させてしまうことになる。
私は思うのです。メディアの最大欠点は、保身にあると。
景気回復は戦後で最も長い期間に達しています。6年目です。
だったら、一気呵成に賃上げに舵を切る論陣を張れば良いのではないでしょうか。
何を否定的な記事を付け加え、「冷や水」を掛けるのか。
政治は一寸先は闇と申しますが、経済は常に闇の中にあります。
闇の光明を最大限に分け合うことが、次の光明への唯一の道です。
メディア、メディアとは新聞のことです。
新聞メディアの軟弱さ、保身(責任回避)、全てをネガティブニュースにすり替える姿勢、
それが6年目に入る景気回復を・・・実質的なものにできない要因だと思えてならない。Goto

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