死ぬのは、安倍政権か朝日新聞か。

決着は国民が決めることになるのだろう。
財務省、公文書改ざんが安倍政権を揺るがしている。
朝日新聞が今月2日に書き換えの疑いを報じてから・・・
メディアは連日、この問題を報じ、国民の関心が高まっている。
さて、どうなるのか。12日付、朝日新聞に「朝日新聞か安倍政権、
どちらが死ぬか」などとセンセーショナルな週刊誌の広告が踊る。(写真参照)
仕掛けた朝日、万が一、改ざんがなければ、新聞社の存亡に関わっただろう。
財務省が認め、国会に報告して、第1ラウンドは朝日に軍配が。
続いて、第2ラウンド。なぜ、だれが、いつ改ざんを指示したのか。焦点はそこに移った。
財務大臣が強弁すればするほど無理が生じ、安倍首相が・・・
「行政全体の信頼を揺るがしかねない事態、行政の長として責任を痛感する」と
謝罪の記者会見をやればやるほどに、「あんたが主犯じゃないの」と疑いが増す。
自民党内からも、「官僚に全てを押し付けて済ます自民党であって良いのか」
そんな責任論も飛び出し、財務大臣の首が飛ぶ勢いになっている。
飛べば、任命責任で首相への追及の手は厳しくなる。そうなればKO。
朝日の勝利で幕を閉じ、次はだれが総理にって、なるわけだが・・・
私はそうはならないのではと思う。
そもそも論だが、この事件は森友学園の理事長が、
国粋主義的な小学校を建設しようと目論み・・・思想的に近い権力者に近づき、
その威勢を借り、国有地を賃借し資金を集めようとしたのが発端。
途中で、その土地に産廃が埋まっていることが分かり流れが変わった。
理事長側は、そこに付け込み、損害賠償請求の訴訟を起こすと近畿財務局を脅し、
政治家を利用して、時価の10。%破格の価格で買い取る恐喝詐欺事件となった。
政治家が自らの利害に関与した疑獄事件でもなければ、スキャダルでもない。
ただ、跳ねっ返りのお嬢様首相夫人がチヤホヤされて、
図に乗り、いいように利用されていたのに気付かぬ夫の監督不行き届きが原因。
権力とは恐ろしいモノで。首相も財務大臣も預かり知らぬところで、
財務省が忖度、物事が勝手に動いて行く。当人たちは、
何がどうなっていたのか。朝日の記事が出るまで、知らなかったのではと思う。
とは申せ。財務省が公文書改ざんした事実は重い。
そして現場の担当者が自死しての抗議は軽くはない。
さらに忖度した本省の幹部は詰め腹を切らされ更迭、その傷は浅くない。
例え、騙されたとは言え、事件に巻き込まれた首相夫人の責任は重い。
責任の取り方は色々あるだろう。首相はこの責任を回避することはできない。
早晩、なんらかの判断がなされるであろう。そこで、その資質が改めて問われることになる。
その判断を容認するのか、否とするのか、主権者である我々国民に委ねられることになる。
朝日新聞が存亡を賭けた戦、久々に新聞力を見せ付けてくれたが・・決着の第3ラウンドは
国民が決めることになろう。Goto
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3/12朝日新聞

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