2017年度貿易収支・・・

地球儀を俯瞰した議論が必要な時ではないでしょうか。
2017年度の貿易統計を財務省が発表した。
財務省、公文書の改ざんや次官のセクハラ問題に揺れているが、
それはそれとして、国の舵取りをする中枢機関です。
優秀な人材の宝庫です。官吏としての仕事はしっかり願いたいものです。
貿易収支で、いくつか抑えておきたいと思います。
輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆4559億円の黒字だったこと。
日本は資源のない国です。貿易黒字は国の繁栄の生命線です。
17年度、その根本が黒字であったことを、まず持って認識すべきです。
2年連続ですが、前年度に比べ38.2%減であったこと。
それ以前は原油の高騰と円高で赤字が続いたこと。
それに、17年度の特徴に、対EUは1827億円の赤字。
対中国も3兆2649億円の赤字で、EUからの輸入額、中国への輸出額は
ともにデータのある限り過去最大だったこと。
それでもなぜ、黒字だったのか。
米国向けが6兆9990億円の黒字。前年度に比べ5.7%の増加。
つまり対米貿易に依存した結果です。
であれば、米国ファーストを連呼し、保護貿易を唱える・・
トランプ大統領に標的にされるのは必然。
乱暴ですが。日本は米国の従属国です。(私はそう思っています)
その価値と意義を理解できない米国政権が誕生すると、一気に追い詰められます。
国際経済は益々グローバル化しています。
対米関係を重視しつつも、従属化から脱却するにはどうすべきか。
今こそ、真剣に考え、地球儀を俯瞰した議論をすべきではないでしょうか。
連日の官僚叩き報道にうつつを抜かしていないで。Goto

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