風薫る。

春と秋がなくなり夏ばかりの日本になるらしい・・・
新緑がまばゆい季節です。
私の好きな・・木の葉に雪が積もったのではと思う・・
「なんじゃもんじゃ」の花も満開・・自然の巡りが嬉しい皐月です。
1杯目は60度ほどで淹れろ・・・甘味が楽しめる。
2杯目は70度ほど・・渋みが味わえる。
3杯目は、もう少し温度を上げた湯で、苦味が堪える。
そして、4杯目。色だけはでるが、無味の出涸らしの茶になる。
千利休は、それを淡味と呼んだ。
甘いとか渋いとかいうようでは、お茶の味がわかっていない。
4杯目の味がわかってこそ、お茶がわかるというものと利休は・・・
なるほどとは、思うのだが。出涸らしのお茶を淡味だと・・
頷くほどの修行はできていないが。今日は八十八夜。
夏も近く・・八十八夜、野にも山にも若葉が繁る・・・・
贈っていただいた新茶を頂きながら、風薫る季節、一番美しい風情を楽しんでいます。
私には無縁ですが、花粉症の人が解放されればと願いつつ。
とは申せ。五月の風情を楽しめるのも。いつまで続くかわからないらしい。
予兆では日本列島、3月に真夏日、4月に猛暑日が記録され始めている。
地球温暖化を人類の叡智で防がないと、今世紀末・・春や秋が「夏に」
20世紀末と比べ、全国平均で4.5%上昇すると気象庁は。
札幌市では真夏日が35日以上に増加。現在の水戸市の気温になると。
東京は緯度で10度南に、中国桂林市の気温に近くなると。
桂林市がどのような気候なのかわからないが、
一度訪ねた経験では、最低気温が18度で、冬でも花々が咲いていた気がする。
温暖化を人間の手で止めることができるのかどうか。
甚だ疑問だが、世紀末には、風薫る皐月はなくなりそう。
であれば、暮らす街自体が、真夏日、猛暑日に対応できるよう
そこに人間の叡智を傾けねばならないってことになります。
まずは、皐月を記録にとどめ、VRで春を楽しめるようにして、
猛暑に耐えられる体質、体力を身に付けるってことでしょうか。Goto
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なんじゃもんじゃの花

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