若者よ、大空に羽ばたけ、天を馳ける夢をもて・・・・・
創業者の夢が、半世紀をかけて実現・・・
そんな記事を読んで、私には手の届かぬ話ですが、嬉しくなりました。
自動車メーカーの「ホンダ」が日本国内で「小型ジェット機」の販売を開始したことです。
岐阜県、各務原市は日本で有数の航空産業のメッカです。
戦前、世界に誇る飛行機は・・・この地から誕生しました。
この地には全国的にも珍しい「航空博物館」がありました。
しかし、あるというだけで、陳腐化し、訪れる人もまばらな状態が続いていました。
「若者よ大空に羽ばたけ・・・天を馳ける夢を持って」と、
地場産業の再興も含め、岐阜県と各務原市が一体となって、
博物館のリニューアルに着手、3年余りの歳月をかけ、この4月
「航空宇宙博物館」としてリニューアルオープン。
ゼロ戦を始め、40機以上の飛行機、実物が陳列され・・・度肝を抜かれます。
宇宙館も併設、宇宙への憧れを抱かせます。
大きなスケールと本物を展示したことで、参観する子供達の目は輝き・・・
オープン以降、家族連れで大賑わい。子供達を大空へと誘います。
「ホンダ」の創業者本田宗一郎氏が・・・米国に押さえ付けられ、
航空機の製造を禁止されていた時代、大空への夢を捨て切れず・・・
航空機事業への参入を宣言したのが1968年。
日本での製造ができず、米国の子会社で「ホンダジェット」を生産。
15年に初号機が米国で販売され、欧州や中国などに順次販売され、
いよいよ、創業者の夢を乗せて・・・日本販売と相成った。
一方、純国産のジェット機は解禁後、三菱航空機が開発する中型の「MRJ」
これも紆余曲折を重ねながら、2020年半ばには初号機が納入されるようです。
中型ジェット機の需要は20年間で3500機が予想され・・
小型ジェット機(10人乗り以下)ビジネスジェットは米国で1万3千機を超え、
欧州での需要は高まっている。いずれも更なる需要が見込める大型産業です。
国内ビジネスジェット保有機数は現在90機だそうですが、
ホンダジェット・・・航続距離は約2661キロメートル。
国内で運航可能な空港は84ヶ所・・ビジネスマンが国内をジェット機で駆け回る日も近い。
東京から中国の北京、上海までの飛行が可能なのも特徴で、
東南アジア諸国とのビジネスが深まる昨今、ホンダジェットの出番は多いだろう。
若者よ、大空に羽ばたけ、天を馳ける夢をもて・・・・
ホンダジェットに乗る機会はなさそうだが・・
各務原市宇宙航空博物館は覗いて見ようと思う。Goto
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