扉が開いたことを単純に評価したい。和平への道はこれからです。
田舎暮らしのおっさんが、歴史に残る世紀のショーかも知れない・・・・
米朝首脳会談とその共同声明にとやかくいうのは、おこがましいが、
ブログの性格上、一言感想を述べねばなるまい・・・
メディアの批判。それ自体が仕事なんですから・・・大いに批判すべきです。
取り分け、トランプ大統領に批判的な人の論を借りての米メディアの論調は手厳しい。
米NBCの番組・「共同声明は事実上、北朝鮮に何もしなくても良いと言っているに等しい」と、
元6ヶ国協議の首席代表の弁を放送。
同じく首席代表経験者で米国家安全保障会議の元アジア部長は
「この合意をするためにわざわざ首脳会議をやる必要があったのかと、
思わざるを得ない」と批判する。
また、元米国務次官(ウェンディ・シャーマン)は同番組で、
「会うことは良いことだ」とした上で、「過去の非核化に関する合意の方が、
圧倒的に具体的だった。ポンペオ国務長官は歴史を学んだ方が良い」と辛辣だ。
NBCが反トランプ政権の姿勢を貫くが故に、政権に批判的な人たちの声を
報じるのは、メディアとして当然だと思うのだが、
私は、問いたい。あなた達は6カ国協議の米側代表として成果を挙げたのか。
ましてや、元国務長官は東アジアの緊張緩和にコミットし、解決に導いたのか。
政治は結果です。プロセスではありません。
あなた達の政権では、何も進まなかったではないですか。
むしろ、北朝鮮の核武装が実現化してしまったではないですか。
これが米国の民主主義なんですね。自分のことは棚に上げ、言いたいことを言う。
海外の報道は、概して「非核化の道筋について、ほとんど中身がない」との
厳しい報道が目立ったが・・…日本のメディアもそんな方向です。
でも、さすが米国のジャーナリズムです。トランプ政権に批判的と目されていた
ニューヨークタイムズは開催自体が危ぶまれていた米朝会談が実現したことを評価。
「両国の外交官はそれぞれの溝を埋める努力をしてきた」と会談の実現を前向きに報じた。
英国、フィナンシャル・タイムズも「両国は一時、戦争寸前までいった」が、
軍事的衝突が回避できたと、会談を高く評価した。それが順当なジャーナリズムだと思う。
どんな事でも、そうじゃありませんか。
ましてや、70年近く角突き合わせていた両国です。
お互いの首脳が直に話し会う事が、解決の糸口じゃないですか。
犬の遠吠えのように、遠くでお互い罵りあっていても、何も解決などしません。
それこそ、歴史が証明しています。北朝鮮は国力の全てを動員して、核武装化したのです。
だから、トランプ大統領を引っ張り出せたのです。その現実を無視してはいけないと思う。
朝鮮半島の緊張緩和も、東アジアの平和もこれからです。
すべては6/12・シンガポールでの米朝首脳会談がスタートです。
私は単純なのかも知れませんが、両首脳がこのまま当面・・指導者である限り・・
和平への道は拓かれるのではないか。そうあって欲しいと願っています。
戦争ほど、人類の愚かな行為はないからです。Goto
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