まわしよみ新聞

全国の新聞で教育賞の応募をすれば、日本の教育改革が起こるのでは・・・
新聞社の使命って、ニュースを報道するだけではない。
読売新聞主催、学校や地域での個人・団体の優れた教育を顕彰する
「読売教育賞」は今年で67回目を迎える。
賞の内容は13部門、幅広く、国語教育、算数・数学教育、理科教育、社会科教育、
生活科・総合学習、健康・体力づくり、外国語・異文化理解、児童生徒指導、
カリキュラム・学校づくり、地域社会教育活動の常設部門に、
昨年から始まった「NIE」、今年から特別支援教育、音楽教育も加わった。
教育は常に創意工夫です。応募できる対象が小中高校や幼稚園、保育園のほか、
児童館や学童保育所の教職員、スクールカウンセラー、更にはPTA、社会教育団体、
教育委員会、博物館も、教育に携わる全ての機関や関係者を対象にしている。
67回目の応募は8月から始まり、11月上旬に発表される。
優れた教育活動が評価されるのは、関係者にとっては励み、
また、教育現場で暗中模索している人たちにとっては成功事例が学べる。
新聞の存在意義、使命、役割を果たす素晴らしい事業です。
昨年からスタートした「NIE」部門、最優秀賞に輝いたのが、
大阪のNPO団体が取り組む「まわしよみ新聞」・・
好きな新聞記事を貼り合わせて壁新聞を作る・・手軽に新聞リテラシーを
高めることができる教育方法だと教育界で注目、全国の小中高校に急速に広がった。
ある高校では「国語表現」の選択授業でこの「まわしよみ新聞」を取り上げ、
3年生23人が3・4人の班に分かれ、持ち寄った新聞を読み、
「これぞと思う記事や広告、写真」を切り抜き編集して貼り合わせ「壁新聞化」した。
出来上がった各班の「まわしよみ新聞」・・を全員が閲覧、
「自分が選んだ記事だけでは視野が狭い。他の新聞で新しい発見ができた」との声が。
担当教諭は「新聞を使って対話を深め、一方通行ではなく、別班との意見交換もでき、
一つのモノを作り上げる体験に教育効果が高い」と。
新聞の価値が、「まわしよみ新聞」という手法で、小中高生に
定着するのは嬉しいことです。
教育賞が読売の専売特許ではなく、新聞協会をあげての取り組みならば、
応募も増え、日本の教育改革になるのにと思わずにはいられない。Goto

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